【80%が自然治癒】成人とは異なる"小児の腰痛"の予防と治療

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18歳までの患者の腰痛の診断・治療・予防に関するレビューがJAMA Pediatrics誌電子版に掲載された。その一部を紹介する。

 

■腰痛の小児を2年間追跡した最近の研究では、80%が非特異的症状で自然治癒し、診断が確定しなかった。

 

■腰背部の外傷のほとんどは過剰使用が原因であるため、小児科医は「子供は1週間に、自分の年齢と同じ数の時間を超えてスポーツを行うべきではない」(10歳の小児なら週10時間まで)というルールを踏まえて指導することを念頭に置くべきだ。

小児の腰痛が2~3週間を超えて持続するのは異常であり、そうした場合には受診するよう子供と保護者に伝えておくべきだ。

 

引用:日経メディカル

 

小児の腰痛の鑑別診断方法は成人と異なる。

 

大半が自然治癒するが、しばらく経っても持続する場合には受診をすすめた方がいいとのこと。

 

その他、患者の腰痛が炎症関連であるかどうかを判断する方法や、治療法などが引用元には書かれており、外来クリニック等で小児の腰痛に携わる理学療法士は必読しておくといい。

 

合わせて読みたい

 

* ぎっくり腰は「動かして治す」!?【東大医学部附属病院特任教授|松平浩】

 

* 前屈・後屈で生じる腰痛。椎間板由来か【成田崇矢先生|徒手療法の最新知見と腰痛治療の最善線】 

 

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