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疼痛をスクリーニングするpain DETECTの使い方

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改めまして疼痛のスクリーニングテストであるpain DETECTについてまとめます。

週の真ん中水曜日の江原です。神経障害性疼痛について様々な視点で記事を書きすすめています。本日は、器質的疼痛を構成する侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛をスクリーニングするpain DETECTについてまとめてみたいと思います。

背景

運動器疼痛、慢性疼痛それぞれの分野のリハビリで最も多く出会う痛みの疾患と言えば腰痛であると断言します。腰痛のうち下肢痛伴う症状がある痛みを腰下肢痛と言います。腰下肢痛はあくまでも症状なので、疼痛メカニズム(図1)がなんであるのかは症状へのインタビューだけでは判断できません。

図1 疼痛メカニズム

また腰下肢痛の症状と類似する病態を呈する疾患に坐骨神経痛があります。坐骨神経痛(sciatica)は、椎間板の狭窄や外傷による坐骨神経を構成する神経根(L4-S3)の圧迫、椎間板の突出や脱出によって起こる痛みであり、解剖学的には神経組織に生じる痛みであります。

 

腰と下肢の痛みは解剖学的にどの部位が痛みを生成しているのか?とかどの疼痛メカニズムが関与しているのか?などを常に念頭に置き、主訴、画像所見、神経徴候など臨床所見から疼痛生成部位やメカニズムを判断します。

 

しかし経験が少ない医療者にはとても複雑で難しいのではないかと考えます。これが『痛みは苦手』の原因の1つになっている知れません。

スクリーニングツール

疼痛をスクリーニングするpain DETECTの使い方

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