第2回:編集長今井俊太の読書感想文ーぼくは愛を証明しようと思う。ー

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療法士が読んだ方がいいと思う本の読書感想文を書いています。

第2回目となります読書感想文。

今回は、藤沢数希さんの【ぼくは愛を証明しようと思う】です。

TVドラマにもなり話題になった本ですが、ナンパのテクニックが数十種紹介されています。

実はこの方法が、リハにおいて患者とのラポール形成に必要なテクニックが盛りだくさんです。

ちなみに、私がテクニックを日常で使用しているか否かの議論は不必要です。

私個人の詮索をすることないよう、お願いしたい。

それでは、大まかなストーリー(軽くネタバレ注意)から。

 

 

主人公は弁護士事務所に務める“弁理士”渡辺正樹(27歳)。

同じ職場に務める美奈に好意を寄せていた。そして、美奈も自分に好意があると思っていた…

ある日、美奈の引っ越しを手伝うために彼女のお家へ行く渡辺。

なんとそこには、美奈の彼氏が。

勝手に失恋した渡辺は、一軒のBarに足を踏み入れる。

そこには、誰もが振り返る絶世の美女が。

そんな美女とキスをしている永沢さんが。実は仕事で面識があった。

しかし、仕事で出会う永沢さんとは全く違う印象に見えた。

それから渡辺は、永沢さんよりナンパの技術を指南され、モテ男になるサクセスストーリである。

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)

 

渡辺のような思いをした人も多いのではないだろうか。

そんな非モテコミットの療法士にぜひオススメしたい一冊です。

では、主なテクニックに目を向けてみましょう。

*この書籍は、恋愛工学(進化生物学や心理学の膨大な研究結果を基に、金融工学のフレームワークを使って、ナンパ理論を科学の域にまで高めたもの)による解説です。

 

男の恋愛方程式 モテ=ヒットレシオ×試行回数

「まさか恋愛に方程式があったとは…」と、本を読み始めて一番初めに受けた衝撃。

簡単に説明すると、モテる人になるための公式です。

 

ヒットレシオとは、女性と“最後”まで行く確率のことで、“最後”という言葉は本書を手に取りご確認ください。

そのヒットレシオに対して、試行回数つまりナンパの回数によってモテ度は高まるというものです。

当然、ヒットレシオと試行回数を増やすことでモテます。ということです。

ナンパ回数が0ということは、奇跡的にヒットレシオがちょっとあっても0になります。

 

本書は、この公式を元に、試行回数の高め方、ヒットレシオの高め方を紹介しています。

再三の注意ですが、私がテクニックを日常で使用しているか否かの議論は不必要です。

私個人の詮索をすることないよう、切に願います。

 

とはいえいきなりのストリートナンパ(以下ストナン)は無理

本書でストナンを実行した渡辺も最初は難航します。

そこで、永沢さんは初心者のナンパ入門ということで、

街コン(街ぐるみの合コン)に連れ出します。

 

私も何度か、何度か、何度か街コンには行きましたが、大きく分けると2種類あります。

一箇所に集めて持ってけドロボースタイルと話しかけられない男の子でも全員と一度は話せる花びら大回転スタイルです。

私もあまり詳しくはありませんが、一箇所の会場でする場合や、その地域の飲食店の数店を交えたもの、

最近では公務員や高収入男子と出会いたい女性向けのものから、フットサル、ゴルフなど、

趣味をきっかけにした街コンまで様々あります。

私もよく知らないのですが、会場には占いのブースがあったりします。

本書には登場しませんが、“相席屋”なんていうものまで最近はあります。私はあまりよく知りませんが。

 

なぜ、街コンが初心者向きなのかといえば、目的がそもそも”出会い”のためのイベントだからです。

ストナンの場合、当然ですがほとんどの場合出会いを求めて街をウロウロしている女性はあまりいません。

ところがどっこい、街コンは全員ナンパ待ちといったところでしょうか。

会場全体が、駅前のロータリーといったところでしょうか。

ストナンの場合、急に話しかけるとあからさまに嫌な顔をされる“らしい”のですが、

街コンではほとんどない“らしい”です。

 

この点が、非モテコミット療法士のハードルをぐっと下げてくれるでしょう。

念押しで注意しますが、私がテクニックを日常で使用しているか否かの議論は不必要です。

私個人の詮索をすることないよう、本当にしないでください。お願いします。ホントに。

とりあえずLINEを聞け

さて、出会いの場は様々あります。ただし、出会って喋っても、

それから続かなくては意味がありません。そのためには、次の約束を取り付けたいところです。

そのための方法として、LINEを交換します。

私の青春時代のような赤外線交換ではなく、

今ではスマホをフリフリするだけで交換できてしまう時代です。

 

全く関係ない話ですが、綺麗なこのそばを通る時は、ちょっとスマホをフリフリしてしまうこともあります。

冗談はさておき、本書で描かれている最初の部分は非常に非難されやすいことが書かれています。

LINEを聞き出す方法はのちに話すとして、LINEを聞いた後の話がエグいです。

まず、ご想像通り、一晩に交換するLINEは1件だけではありません。

なるべく多くのLINEを交換し、その後ランク分けをします。

こんなことやっている人、後にも先にも1名しか知りませんが、気に入った順番に分けます。

 

そしてすかさずすぐに連絡を取るのです。

当然、連絡が帰ってこない場合もありますが、

それはそれでほっておきます。

これも恋愛工学の一種ですが、この後書いてみようと思います。

 

LINEを聞き、デートに誘い、“最後”まで持ち込むテクニックの感想

 

第2回:編集長今井俊太の読書感想文ーぼくは愛を証明しようと思う。ー

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