【映画「栞」:撮影1日目】映画の洗礼-イマイは初日で挫折した-

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「いやぁー映画の撮影ってホントに"長"いものですね」

みなさんこんにちは!待ちに待った編集長イマイ(@shunta0701)の撮影日記のお時間です。いきなり水野晴郎名言パロディーから始まっているあたり、私が映画ファンであることがご理解いただけたかと思います。

 

実はこの誰もが知る水野晴郎名言「いやぁー、映画って本当に良いもんですね」には3段階評価があるってご存知ですか?3段階評価の詳細は以下の通りです。

<絶賛>
「いやぁー、映画って本当に素晴らしいものですね」25%

<まぁ面白い>
「いやぁー、映画って本当に良いものですね」53%

<イマイチ>
「いやぁー、映画って本当に面白いものですね」22%

それぞれのセリフには割合があるようで、表記の通りだそうです。おそらく、直接的なコメントを避けるための“大人の事情”なのでしょう。

 

さて、いらぬ雑学はさておき、本日はみなさん注目の映画「栞」の撮影1日目の模様を、私見たっぷりにお話ししたいと思います。

 

今回の映画は約2時間の長編作品であり、撮影期間は約2週間。ものすごいタイトスケジュールの中で、撮影は行われます。また、場所も病院ということで、限られた時間の中で撮影をするため、スタッフの皆さんの動きはテキパキしています。さて、そんな中全く関係ない素人の私はというと、一応監督の密着取材ということで“気分は情熱大陸”な私ですが、撮影カメラに見切れないか必死でした。

 

さて、映画の撮影はどのように行われるのかというと、いくつかのシーンに分かれ、それぞれのシーンで何十カットも撮影していきます。簡単に説明すると、誰かが食事しているシーンを撮影するとして、食べる人への寄り、食べ物への寄り、食べる人なめの食べ物など、1動作の中であらゆる角度からカットを割り振ります。

 

何が大変かって、カットが変わるたびに、照明の位置、カメラワーク、スタッフの配置など変えなければいけませんから、数秒のカットでも何時間とかかることもあります。

 

実際、初日からその洗礼を受けることになります。初日の朝一から始まったのは、監督こだわりのシーンにおいて、1カット長回し撮影で行うというもの。この映画では、そのような場面が多く取り入れられているのですが、あれは想像以上に大変です。

 

 

撮影スタッフ以外にも大勢いますから、長回しになればなるほど、見切れないか必死です。上の写真は、逃げ場があったので大丈夫でしたが、逃げ場のないシーンでは、非常に大変。この時ばかりは、病院内に鏡が多いことを恨みました。

 

直接写り込んでいなかったとしても、鏡ごしに写り込んでしまう可能性もあるのです。私は非常に要領がいいものですから、基本的には誰かスタッフの影に隠れていれば絶対安全な訳です。そのスタッフが見切れても、私が見切れていることはバレませんからね。ある意味では、生贄ですが素人の私にはそれしか、ここで生きる道はありません。

 

そんな話はさておき、この朝一からはじまった1シーンで実は5時間以上もかかりました。1シーンといっても、多分1分くらいのシーンですよ。朝早くはじまった撮影もそのシーンだけで、もうお昼。この時、私のこの2週間という夢のような体験が、初日にして地獄の2週間の始まりを告げるゴングとなりました。(…実際は、夢のような2週間でしたよ。終わってみれば)

 

映画「栞」撮影現場はありえないくらい雰囲気が良かったらしい

 私は映画ファンですが、当然映画の撮影現場に潜入するのは初めてです。ですから、終始和やかに行われる今回の撮影は、素人の私でもすんなり馴染んでいけたように感じました。(実際は、前日にスタッフや役者の方々から、良からぬ疑いを私にかけられ、警戒心丸出しだったのですが、それは割愛します)

 

スタッフの方々に話を聞くと、「こんな撮影現場は珍しい」と。実際には、ものすごく雰囲気の悪い撮影現場もあるようで、それを聞いた私は、「今回の映画で完全密着は最後にしよう」と心に誓いましたが、それほど今回のスタッフならびに役者の雰囲気は最高だったようです。

 

主演の三浦(高野雅哉)さん阿部(藤村孝志)さんが、場の雰囲気を明るくしてくれ、極めつけは榊原監督(監督は元・理学療法士です)が作り出す雰囲気によって、この場が作られているようでした。監督は、スタッフから“妖精さん”と呼ばれるくらいに、不思議な空気感をもっています。

 

今回の映画は、“尊厳死”がテーマにもなっている作品ですので、内容的には重めですが、それと反比例するように和やかな雰囲気です。ただ、シリアスなシーンはそれなりに、現場にも緊張感が走ります。この作品を見てもらえれば、その緊張感は伝わるでしょう。ある意味で、非常にメリハリのある撮影現場でしたが、この雰囲気はそのまま映画の雰囲気に反映していると感じていますので、ぜひその雰囲気を肌で感じて欲しいと思います。

 

それでは、また私のくだらない話が始まらないうちに、本日はここで終わりにしたいと思います。「それではまた次回もお楽しみにサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」

 

【編集長イマイの取材記録 目次】

プロローグ:三浦貴大(みうらたかひろ)演じる理学療法士が、理学療法士よりも理学療法士すぎる件

撮影1日目:映画の洗礼-イマイは初日で挫折した-

 

POST特別割引(&特別ビジュアル)前売り券を販売!

三浦貴大さんが主演の、映画「栞」の公開日が決定いたしました。

 

映画「栞」は元理学療法士の経歴をもつ榊原有佑監督がメガホンをとり、監督自身が理学療法士時代に感じた葛藤や経験、命との向き合い方を紡いだ物語となっています。

 

本日7月6日(金)よりPOST特別割引価格で、限定ビジュアルの全国共通特別鑑賞券(前売券)を発売いたしますので是非、この機会にお買い求めください。

 

 

【前売券情報】

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販売期間 :2018年7月6日(金)~10月25日(木)

価格   :1,500円 (一般前売価格 1,600円)

購入サイト:https://www.major-j.com/info.php?f=M20180625001shiori

ID / PW  :shiori18post (ID / PW共通となります)

※割引価格での前売券ご購入には上記のID / PWが必要となります

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また、10枚以上の同時購入で1枚1,400円の団体前売券もFAX・Emailにて受付けております。

団体前売券のお申し込み用紙はこちら

 

【作品情報】

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公開日 :2018年10月26日(金)

上映劇場

[ 秋田県 ]ルミエール秋田
[ 千葉県 ]T・ジョイ蘇我
[ 東京都 ]新宿バルト9、T・ジョイPRINCE品川
[神奈川県]横浜ブルク13
[ 愛知県 ]ミッドランドスクエア シネマ
[ 京都府 ]T・ジョイ京都
[ 大阪府 ]梅田ブルク7
[ 広島県 ]広島バルト11
[ 大分県 ]T・ジョイパークプレイス大分

 

 

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キャストインタビュー

三浦貴大理学療法士:高野雅哉役

阿部進之介:患者 藤村孝志役

 

【映画「栞」POST特設ページ】

観覧はこちらから

>>https://1post.jp/3133

 

特報

 

【映画「栞」:撮影1日目】映画の洗礼-イマイは初日で挫折した-

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