2020東京オリンピック・パラリンピック開催決定を契機に、スポーツへの国民的関心が高まってきています。同時に、スポーツ領域への興味・関心を持つ理学療法士が増えてきている印象を持ちます。
スポーツ領域での活動には大会時の救急対応を行う「応急対応」、傷病人が出た際の亜急性期でのメディカルケアを行う「メディカルリハビリテーション」、回復期から競技復帰までをサポートする「アスレティックリハビリテーション」、ウォーミングアップやPerformance enhancementなどのコンディショニング面を担当する「ストレングス&コンディショニング」の4つの役割があります。
私自身、野球やサッカーの大会救護役員やハンドボール、飛込み(水泳)のアスレティックトレーナーとしての活動を通して、多くのことを経験しています。
今回、理学療法士がスポーツ領域での活動で求められる役割や身につけておくべき必須条件を、4つの領域に分けて解説し、私が実際に経験した事例を通して実技練習を行なっていきます。
講師:
小保方 祐貴先生
認定理学療法士(スポーツ、管理・運営)、JSPO-AT、MHSc
2009年から東前橋整形外科病院に就職し、現在は診療技術部長兼企画管理部長として勤務しています。
スポーツトレーナーとして、大学ハンドボール部、群馬県飛込クラブに関わっています。また、中学・高校サッカーや高校野球のメディカルサポートとしても活動しています。
プログラム
午前
1.スポーツ理学療法概論と各領域で求められる役割と必須条件
①スポーツ理学療法概論
・ スポーツ領域における理学療法士の役割は?
・アスレティックトレーナーとの違いは?
・ 実際の活動場面の紹介
②応急対応
・傷病の内容、重症度を判断するためのテクニック
・選手を保護するために求められる最低限の知識・技術
③メディカルリハビリテーション
・急性期(病院内)で求められるリハビリテーションとは?
・外来(亜急性期~回復期)で求められるリハビリテーションとは?
④アスレティックリハビリテーション
・競技復帰までにやっておきたいリハビリテーションとは?
⑤ストレングス&コンディショニングトレーナー
・アスレティックトレーナーとして知っておきたい栄養知識
・Performance enhancementってなんだ?
午後
2.実例を用いたOSCE(Objective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験)の実践
OSCEとは、医療学生が臨床実習に望むための条件として課している実技試験です。
今回、私が現場で経験した事例に対する対応を、「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー実技試験風」にアレンジして、皆さんが「スポーツ現場に出る理学療法士として望ましい技能を備えているか?」をOSCEによってチェックしていきたいと思います。
①応急対応:サッカー選手に対する脳震盪後の応急対応
②メディカルリハビリテーション:ハンドボール選手に対する左肩関節脱臼後のメディカルリハビリテーション
③アスレティックリハビリテーション:ハンドボール選手に対する左膝関節外側側副靭帯損傷後のアスレティックリハビリテーション
④ストレングス&コンディショニングトレーナー:飛込選手の競技動作に対する腰痛予防とPerformance enhancement
【詳細情報】
日時:2019年8月24日(土)10:00〜16:00
場所:
株式会社ルネサンス両国本社
最寄駅:
JR総武線 両国駅より徒歩2分
都営大江戸線 両国駅より徒歩8分
募集人数:30名
受講費:
POSTアカデミア会員 0円
プレミアム会員 9,720円(税込)
無料会員 10,800円(税込)
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