痛みの定義 41年ぶりに改定

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痛みは、「実際のまたは潜在的な組織の損傷に関連する、または関連する不快な感覚的および感情的な経験」ー。

今月16日、国際疼痛学会は1979年以来となる"痛みの定義"の改定を発表した。

▶︎ https://www.iasp-pain.org/PublicationsNews/NewsDetail.aspx?ItemNumber=10475&navItemNumber=643

 

さらに、6つのkeynoteを以下に記す。

・痛みは常に個人的な経験であり、生物学的、心理的、社会的要因によってさまざまな程度で影響を受ける

・痛みと侵害受容は異なる現象で、感覚ニューロンの活動だけから痛みを推測することはできない

個人は人生経験を通じて、痛みの概念を学ぶ

・ 痛みとしての経験に関する人の報告は尊重されるべきである

・通常、痛みは適応的な役割を果たしますが、機能や社会的および心理的な健康に悪影響を及ぼす可能性がある

・ 口頭による説明は、痛みを表すいくつかの行動の1つにすぎない。

 

今回の改定に関してIASPのSrinivasa N. Raja、MDは「痛みのニュアンスと複雑さをよりよく伝えるためにした。そしてそれが痛みのある人の評価と管理の改善につながることを望んでいる」と述べている。

 

痛みの定義 41年ぶりに改定

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