デイサービス利用者に対する口腔機能のスクリーニング評価加算を検討|次期介護報酬改定案

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来年4月に改定される介護報酬に関して、通所介護(デイサービス)の利用者に口腔機能のスクリーニングを評価する加算を新設してはどうかー。

今月5日、厚生労働省にて、第191回社会保障審議会介護給付費分科会が開かれ、上記のような議論が行われた。

第191回社会保障審議会介護給付費分科会資料

 

低栄養状態で回復期リハ病院に入院した脳卒中高齢患者に対し、管理栄養士が理学療法士等とともにリハビリテーションの計画作成等に参画し、リハビリテーションの実施に併せて個別に栄養管理を行うと約9割の患者で栄養状態が改善したとの報告がある。

 

また、通所系サービスの利用者のうち歯科を受診する必要が「ある」と診断された人は59.1%で、残存歯や舌圧、舌運動、嚥下などの項目で基準値以下と判定された人は、それぞれ60%以上であった。

 

それを受けて、厚労省は現在、介護職員が口腔機能を効率的に評価するためのスクリーニング項目を開発している。

 

また、「リハビリ専門職、管理栄養士、歯科衛生士の関与についてばらつきがある各種の計画書や会議の要件に関して、各専門職を必要に応じて追加することを検討してはどうか」「リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の計画書について、一体的に記入できる様式を検討してはどうか」との意見も議論に上がった。

 

 

デイサービス利用者に対する口腔機能のスクリーニング評価加算を検討|次期介護報酬改定案

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