【NEWS】約1万人の調査で約7割が月経前に身体の不調を経験

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4人に1人は月経前の何らかの症状が仕事や家事の支障にー。

 国立成育医療研究センターは11月26日、女性の健康情報サービス『ルナルナ』の「女性ヘルスケア・ビッグデータ解析」の第1回及び第2回調査(6月14日までに実施)に参加した約1万人の女性の月経前の身体やこころの不調の程度について分析結果を発表した。

▶︎https://www.ncchd.go.jp/press/2020/20201126.html

 

研究の背景目的は、①どのような社会的要因が、月経前症候群、女性の健康や妊孕性(=にんようせい:妊娠しやすさ)に対して影響を与えるかに関する研究は数が少なく、その詳細は解明されていない。労働時間などの社会的要因が、睡眠不足などの行動的要因に影響を与えて、十分な睡眠時間をとれないことが女性の健康や妊孕性に影響していることも考えられる。

 

②プレコンセプションケア(Preconception Care:PCC)は、日本において「前思春期から生殖可能年齢にあるすべての人々の身体的、心理的および社会的な健康の保持および増進」とされている。

 

結果、過去1年間のほとんど毎回の月経の1-2週間前に「身体症状(乳房の痛みやはり、腹部のはる感じ、腹痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、身体がむくんだかんじ、体重増加、便秘のいずれか)」が「あった」「とても強くあった」と回答した方は全体の7割に達した。

 

身体症状以外の症状で頻度が高かったのが「過眠」、「疲れやすさ」、「イライラ」、「食欲増進」で、全体の 5~6 割の方の回答に見られていました。また、全体の約4人に1人は、仕事の能率や家事に「支障あった」「とても強く支障があった」と回答しており、月経周期による影響が日常生活に及んでいる女性が少なくないことが分かった。

 

画像はリリースより

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