人間情報研究部門では、脳機能から認知、感覚、生理、運動にいたる人間機能を計測し、その仕組みを知りモデル化することで、生活の質(QOL)の向上に役立てる研究を推進します。また、センシングやネットワーク技術、数理モデル化、シミュレーション等の情報技術を援用し、高次脳機能の解明、身体機能の計測技術、安全・健康・快適などの視点で身体機能を評価する指標の開発、人を取り巻く環境や社会の改善・改良やより良い姿を提示する研究を行っています。これらの技術成果は、損なわれた人間機能を回復する訓練や人間機能の個人差や状況に適合する製品・サービス、人を取り巻く環境や社会を改善・改良する製品・サービスの設計や運用に活用されています。
システム脳科学研究グループでは、認知や学習といった高次脳機能がどのような生理学的・解剖学的システムで実現されているかを理解するために、さまざまなテーマに関して、実験的および理論的研究を行っています。