編集部注記本ページは厚生労働省の告示・通知・疑義解釈資料を編集部が整理したものです。改定前=令和6年6月1日〜令和8年5月31日、改定後=令和8年6月1日施行。最終的な算定可否は厚労省発出資料および所管の地方厚生局にご確認ください。
改定の要点(4点)
- 地域包括医療病棟入院料を3区分体系に再編:従来の単一区分から、入院料1(緊急入院で手術非実施 or 予定入院で手術実施)、入院料2(予定入院で手術非実施)、入院料3の3区分に。
- リハビリテーション・栄養・口腔連携加算が見直し:加算1=110点/日(14日上限、土日祝のリハ提供平日の8割以上等の厳格基準)、加算2=50点/日の2区分体系へ。
- 専従療法士の業務範囲を明確化:地域包括ケア入院医療管理料に限定して「当該病室を有する病棟における入院料に規定する専従者との兼務可能」を明記(運用整理)。
- 平均在院日数21日以内、85歳以上の割合に応じた基準調整、退院患者8割以上が在宅等への退院など、施設基準は維持。
基本情報(令和8年度改定後)
算定点数(1日につき)
| 区分 | 点数(目安) |
|---|---|
| 入院料1区分新設 緊急入院で手術非実施 / 予定入院で手術実施 | 3,050点 程度(短冊参照) |
| 入院料2区分新設 予定入院で手術非実施 | 入院料1より低い点数(短冊参照) |
| 入院料3区分新設 最も低い点数 | 最低点数区分(短冊参照) |
| リハビリテーション・栄養・口腔連携加算 | |
| 加算1(14日上限、厳格基準) | 110点/日 |
| 加算2(14日上限) | 50点/日 |
注書きまとめ
算定の要件
- 趣旨:高齢救急患者等を中心に、リハ・栄養管理・入退院支援・在宅復帰の包括的機能を提供する病棟。
- 区分の決定:緊急入院/予定入院の別、手術実施/非実施の別により入院料1〜3を選択。
- 夜勤看護体制特定日減算:厚労大臣指定の医療機関で年6日(連続2月以内)に限り所定点数の5%減算。
施設基準(主要要件)
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| PT・OT・ST | 専従PT・OT・ST 2名以上 |
| 管理栄養士 | 専任常勤管理栄養士1名以上 |
| 基準①割合指数 | 別表4の基準以上 |
| 在宅復帰率 | 退院患者の8割以上が在宅等への退院 |
| 平均在院日数 | 21日以内(85歳以上の割合に応じた基準調整あり) |
| 専従療法士の業務範囲明確化 | 地域包括ケア入院医療管理料に限定して、当該病室を有する病棟における入院料に規定する専従者との兼務可能(改定で運用整理) |
届出様式
- 地域包括医療病棟入院料の施設基準届出
- 従事者の氏名、勤務態様等
改定前後の対比
| 改定前 | 改定後 |
|---|---|
| 区分構造 | |
| 地域包括医療病棟入院料(単一区分、3,050点) |
3区分化
入院料1(緊急入院で手術非実施 or 予定入院で手術実施) 入院料2(予定入院で手術非実施) 入院料3(最低点数) |
| 改定前 | 改定後 |
|---|---|
| 加算の区分 | |
| 単一区分の加算 |
2区分化
加算1 110点(厳格基準) 加算2 50点 |
留意事項通知 抜粋(保医発0305第6号)
A304 (1) 地域包括医療病棟の趣旨
地域包括医療病棟入院料は、高齢の救急患者等に対し、リハビリテーション、栄養管理、入退院支援、在宅復帰等の包括的な機能を提供する役割を担う病棟を評価したもの。
A304 (2) 区分選択改定で3区分化
緊急入院/予定入院、手術実施/非実施の組合せにより入院料1〜3を選択。詳細は告示・短冊原文を確認。
A304 (3) 専従療法士の業務範囲明確化
地域包括ケア入院医療管理料に限定して、当該病室を有する病棟における入院料に規定する専従者との兼務可能(改定で運用整理)。回復期病棟との兼務制限が明確化。
厚生労働省 一次資料
本ページは厚生労働省が公表した告示・通知・疑義解釈資料を編集部が整理したものです。
個別具体的な算定の可否や施設基準の充足判断については、所管の地方厚生局またはお手元の保険医療機関の事務担当者にご確認ください。
記載内容は最新情報を反映するよう努めていますが、最終的な解釈は厚生労働省の発出資料をご確認ください。
算定点数・要件・期間等は告示原文(令和8年厚労省告示第69号)、留意事項通知(保医発0305第6号)、施設基準通知(保医発0305第8号)を一次資料として確認。PT-OT-ST.NET該当ページとのクロスチェックを実施。

