地域包括ケアシステムが本格的に導入されてから 10 年が経過した。

地域包括ケアシステムは医療、介護、生活支援、住まいという 4 つの役割を明確に定義し、それぞれの有機的な連携を強く推進している。

高齢者が増加し続ける 2040 年代までは地域包括ケアシステムが日本の医療・介護行政の中心政策になることは間違いなく、当面、理学療法士のキャリアデザインは地域包括ケアシステムの抜きに考えることはできない。

特に地域包括ケアシステムにおける患者・利用者の在宅復帰や在宅療養生活においては地域リハビリテーションの役割は大きく、地域で働く理学療法士の職責は非常に大きい。

2000 年代に入り、医療機関の在院日数が短縮され、2010 年代以降には地域包括ケアシステムの導入により、在宅復帰、在宅療養が強化された。

そのため、在宅療養患者が急増しているため、在宅特有の複雑な問題を有する患者も増えている。

このような背景により理学療法士に求められる能力が高度化している。

また、既存の診療報酬・介護報酬のルールの枠組みだけでは解決が困難な課題も多く、いわゆる、保険外リハビリテーションに関する活動も必要とされている。

このように地域リハビリテーションを取り巻く環境変化が著しい現代では、理学療法士による主体的なキャリアマネジメントが重要となってくる。

キャリアマネジメントを怠ると、環境変化に適応できないことによって理学療法士の市場価値の低下、望まない働き方を強いられる、自己実現が難しい状況などに直面する可能性が高い。

しかし、多くの理学療法士は養成校時代も含め、キャリアマネジメントに関しての教育を受ける機会が少ないため、キャリアマネジメントの知識や技術が乏しいのと言える。

本セミナーでは、2000 年以降の地域リハビリテーションの環境変化や今後の予測、理学療法士のキャリアマネジメントに必要な知識や技術などについて解説し、特に地域リハビリテーションの分野で働く理学療法士の今後の働き方の指針を示したい。

【14日間の見逃し配信について】
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※セミナー開催の翌日にお申込みをいただいたメールアドレスに見逃し配信のURLを送付いたします。
※セミナー開催の翌日から14日間視聴可能となっています。

講師
高木綾一先生
株式会社Work Shift 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士（管理・運営）
呼吸療法認定士
修士（学術）（経営管理修士）
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

理学療法士

2,000円
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