Contents
1.斜角筋の解剖学
2.姿勢と斜角筋の関係
3.斜角筋に負担をかけないためのストレッチをやってみよう。
4.斜角筋と手の痺れの関係性
5.斜角筋のトレーニング
6.参考書籍
1.斜角筋の解剖学
まずは基本的な知識から学んでいきましょう。
斜角筋は全部で3つあります。
前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋です。
それぞれの機能はありますが、主に頸部の屈曲、側屈と呼吸時の吸気時補助筋としても作用します。
作用の働き方は付着部のどっちかが固定されることで働きます。
2.姿勢と斜角筋の関係
最近、スマホやゲームの普及で姿勢が悪いなど多くのところで見かけます。
最近はニュースの特集などで組まれたりすることも多く、そこでは姿勢が悪い=猫背が言われています。
猫背は胸椎が過後弯し肩甲骨が外転位になります。すると鎖骨は前方突出し頸部は屈曲位、相対的に頭部は後屈位になります。
簡単に言うと背中が丸く、顎を突き出した姿勢になります。
すると斜角筋が伸長されて筋緊張を起こして手がしびれたりするのです。
3. 斜角筋に負担をかけない為のストレッチをやってみよう!
斜角筋は頸部の姿勢を保つ筋でもあるので、直接的にストレッチを行うと上肢に痺れや頸部痛を起こすこともあります。
今回は斜角筋に負担をかけないためのストレッチを紹介します。
先ほどの説明したように、顎が出る姿勢だと斜角筋に負担がかかりやすいので、斜角筋に負担をかけない姿勢を獲得することが重要になります。
4.斜角筋と手のしびれの関係
斜角筋と手の痺れの関係といえば胸郭出口症候群です。
頚椎から上肢へとつながる腕神経叢が首や肩のところで狭窄し神経症状をきたす疾患です。
頚椎から斜角筋隙(前斜角筋と中斜角筋の間)を通過するため、筋肉の緊張が高いと出現します。
症状としては上肢の痺れや頸部痛を訴えます。
PTOTが学ぶ筋肉まとめ【イラスト付き】
上肢
下肢
頸部
体幹
5.参考文献
カラー版 カパンジー機能解剖学 III (3) 脊椎・体幹・頭部 原著第6版