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慢性疼痛の重症化予防とセルフコントロールのためのアプリ開発|順天堂大学

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順天堂大学医学部附属練馬病院メンタルクリニックは、 Appleが公開するアプリケーション専用フレームワークである「ResearchKit®」を使用した慢性疼痛研究のためのアプリ「いたみノート」を開発した。

▶︎ iPhoneアプリで慢性疼痛と上手に付き合う!~痛みの変化を可視化することで、慢性疼痛の重症化予防とセルフコントロールに~

 

日本人は痛みを我慢してしまう傾向があり、軽症では医療機関を受診しないまま重症化してしまうことも少なくない。また、痛みは気象やストレス、不眠などの影響で強まるとも言われている。

 

本アプリでは、このような病院での診察だけでは観察できない日常生活での痛みや抑うつ気分、睡眠障害や運動量等の情報と気象情報を同時に収集することで、慢性疼痛、睡眠障害、うつの評価ができる。また、アプリの利用により、痛みの変化を記録し可視化することで、慢性疼痛のセルフメディケーションに役立てるだけでなく、収集情報をビッグデータ解析することで慢性疼痛の増悪因子の究明に繋げることを目指している。

 

慢性疼痛患者だけでなく、通院していない潜在的な慢性疼痛予備群の方々の利用も見込んでおり、慢性疼痛に対するビッグデータ研究は、慢性疼痛患者が痛みによって支障をきたしているQOLの向上ならびに、社会的経済損失を減らすための基盤となる成果に繋がる可能性がある。
 

慢性疼痛の重症化予防とセルフコントロールのためのアプリ開発|順天堂大学

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