TBSは2月19日、4月期の日曜劇場『GIFT』の追加キャスト情報を発表しました。注目すべきは、吉瀬美智子さんが演じるヘッドコーチ・日野雅美の"本業"が理学療法士である点です。リハビリセンターで働きながら車いすラグビーチームを率いるという設定で、日曜よる9時のゴールデン枠にPTキャラクターが登場します。
車いすラグビー×理学療法士──ドラマが描く"もうひとつの顔"
『GIFT』は、堤真一さん演じる宇宙物理学者・伍鉄文人が、弱小車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」の再建に挑む完全オリジナルストーリーです。脚本は金沢知樹氏が手がけます。
物語の軸となるブルズを支えるのが、吉瀬美智子さん演じる日野雅美。普段は理学療法士としてリハビリセンターに勤務し、チーム発足時にトレーナーとして加わった創設期からの唯一のスタッフという設定です。空中分解の危機すら漂うチームを、母的存在として支えながら再起を目指す──いわば臨床とスポーツ現場の"二足のわらじ"を履く人物像が描かれます。
対するは安田顕さん演じる国見明保。日本選手権3連覇の強豪「シャークヘッド」を率い、日本代表チームの指揮も執る"名将"です。車いすラグビーの元選手でもあり、競技をレクリエーションではなくアスリートの道として確立することを使命とする人物。考え方やスタンスの違いから日野とは確執を抱えており、"最強"対"弱小"という構図がドラマの見どころのひとつとなります。
パリ金メダルの追い風──日本車いすラグビー連盟が監修
車いすラグビーは、パラスポーツで唯一、車いす同士の激しいタックルが認められた競技です。かつて「マーダーボール(殺人球技)」の異名を持ち、2024年パリパラリンピックでは日本代表が初の金メダルを獲得しました。
ドラマの試合シーンは日本車いすラグビー連盟の監修のもとで制作され、選手役のキャスト陣が代役なしで実際にプレーするとのこと。競技のリアリティにこだわった映像が期待されます。
PT・リハ専門職にとっての注目ポイント
ドラマや映画でリハビリテーション専門職が登場する機会は、決して多くありません。まして日曜劇場という高視聴率帯で、PTが"添え物"ではなく主要キャラクターとして描かれるケースは異例です。
日野雅美というキャラクターは、臨床現場で働く理学療法士でありながら、障害者スポーツの現場でチーム運営にも携わるという、現実にも存在し得る姿を体現しています。パラスポーツ領域におけるリハ専門職の役割が、ドラマを通じて広く一般に伝わる契機となるか。4月の放送開始に注目です。
まとめ
『GIFT』はTBS日曜劇場枠(毎週日曜よる9時)で4月より放送開始。堤真一さんが27年ぶりに日曜劇場で主演を務め、山田裕貴さん、有村架純さんらも出演します。理学療法士という職業がゴールデン帯ドラマでどのように描かれるか、リハビリテーション専門職として見届けたい一作です。






