集中治療後の遠隔リハ、費用対効果示されず 1QALY当たり5万4千ポンド

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集中治療室(ICU)の生存者に6週間の遠隔リハビリテーションを行っても、試験参加者全体では費用に見合う効果が確認できなかった。標準ケアより1人当たり1250ポンド費用が増え、質調整生存年(QALY、生活の質を加味した生存年数)の増加は0.023にとどまる。英52病院429人の試験に組み込まれた医療経済評価を、米国医師会の医学誌JAMAネットワーク・オープンが10日付で掲載した。増加分は、欠測を統計的に補完した解析で得られた値。

 

試験は「iRehab」と呼ばれる実用的な無作為化比較試験。対象はICU入室中に48時間以上の侵襲的人工呼吸を受け、退院から12週以内の成人だ。主要結果はJAMAの7月21日号で報告され、退院後の生活の質に差はつかず脚の筋力と疲労は改善したという内容だった。今回の経済評価は事前の計画に組み込まれ、プログラム自体の費用は1人337ポンドと積算されている。

 

基準となる解析は、英国の公的医療と対人社会サービスの視点で6か月間を集計している。増分費用は1250ポンド(95%信頼区間 562〜1938ポンド)、増分QALYは0.023(同 0.007〜0.040)。1QALYを追加で得るための費用は5万4034ポンドと算出された。

 

論文が支払意思額を2万ポンドに置いた場合、費用対効果的である確率は3%。3万ポンドでも11%にとどまる。英国では2026年4月に医薬品の技術評価の基準額が2万5000〜3万5000ポンドへ引き上げられたが、5万4034ポンドは上限も超える。日本の目安とはいずれも別のものになる。

 

論文が本文で示した完全症例の解析では、QALYの群間差は0.002(95%信頼区間 -0.028〜0.033)で有意でなかった。費用差912ポンドも有意差に届いていない。いずれも調整前の値で、費用とQAL

集中治療後の遠隔リハ、費用対効果示されず 1QALY当たり5万4千ポンド

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