【片麻痺のリハビリを再考すると、ヒントがたくさん見つかる】

実は片麻痺のリハビリは、ここ20年ほど振り返ってみても、運動器のリハビリほど大きく変化してはいません。

それほど難しいテーマであることが伺えます。

しかし片麻痺のリハビリでは変化をあまり出せないのかというと、そうではありません。

ポイントを忠実に抑えることで、確実に変化を出せるようになりますし、セラピストの実力が大きく問われることになります。

片麻痺のリハビリにおいて大切なことは、実は目新しいことをするところにありません。

初学者ほど目新しい手法に飛びつきやすい傾向があるようです。

つまるところ答えは、

・正しく評価する
・適切な課題目標を設定する
・学習効率を上げる
・異常な反応（連合反応や筋緊張異常）をコントロールする

といった、基本的なことをどれだけ正しく、行えるかです。

基本に忠実に、丁寧かつ徹底的に行うことで、変化を出していく点が、一流のセラピストに共通している最大の特徴だと言えます。

しつこいようですが、目新しい手法は魅力的かもしれませんが、それに飛びつくことなく、いま一度基本に忠実になってください。

基本に忠実になり、徹底することで、臨床が必ず変わります。

これでしか、一生変化は得られないと考えます。

このセミナーには、きっと他では学べない話がたくさんあると思います。

基礎を再考することで、見逃していたヒントがたくさん見つかるはずです。

皆様の臨床が変わるきっかけになれば幸いです。

ーーーーーーーーー

◇講義内容予定

１．中枢神経障害の麻痺の回復とその根拠
・脳の可塑性についてエビデンス
・脳地図を書き換えるNudeの運動療法の極意
・非麻痺側も15%は障害されている可能性
・皮質網様体路を賦活させよう！

２．筋緊張異常を正しく理解しよう！
・筋緊張と筋収縮の特性
・筋緊張異常は随意運動にどんな影響を及ぼすのか？
・筋緊張異常による影響を評価するポイントとは？

３．共同運動と連合反応をADLに結び付けて考えることの重要性
・共同運動によるADLへの影響を評価するためのポイントとは？
・連合反応によるADLへの影響を評価するためのポイントとは？

４．筋緊張や歩行、FIMの評価結果を運動療法に生かす方法
・筋緊張と可動域を一緒に評価できるModified Tardieu Scale
・歩行能力評価やFIMを運動療法に生かす方法

講師：山本泰三先生（株式会社スターティングアゲイン代表取締役）

・専門理学療法士（基礎系・神経系・運動器系）※平成29年2月 3部門すべて更新
・スタビリティ研究会代表
・東京衛生学園専門学校 非常勤講師
・昭和大学 非常勤講師
・公益法人 茨城県理学療法士会 功績賞受賞

・Redcord Neurac 3 course : Certified Neurac Practitioner (2018年）※日本でひとり目
・Redcord Neurac 1 course instructor
・Redcord Neurac 2 course instructor（全3コース2015年取得）
・Redcord Neurac Neurology（片麻痺）course instructor（2014年取得）
・Redcord Sport/Active Intro course instructor（2016年取得）
・Redcord Basic course instructor
・Redcord Group course instructor

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士　など

メルマガ会員：3,000円　再受講：1,500円
※メルマガはHPから登録して頂けます

（持ち物と服装について）
WEB環境
筆記用具