【上肢機能と体幹の深い関係性】
「上肢の可動域練習を行っても、患者さんのADLが改善しない」
「筋力トレーニングを行っても、上肢機能の向上に繋がらない」

実は、これらの根本的な原因の一つに、「体幹機能の見落とし」があります。

上肢の機能は決して上肢単独で成立するものではなく、上肢の円滑な動きには基盤となる体幹機能が必須となります。

最新の研究によれば、四肢運動時には体幹深部筋が動作に先立って収縮し脊柱を安定させ、次いで体幹浅層筋、四肢の筋群が順次活動することが明らかになっています。

つまり、体幹の安定性（Core Stability）が損なわれると、上肢の機能も十分に発揮されなくなるのです。

今回は、この上肢機能と体幹機能の密接な関係性について、運動連鎖の観点から深く掘り下げていきます。

✅体幹深層筋と上肢機能の関連性
✅姿勢変化が肩甲帯に与える影響
✅肩甲上腕リズムと体幹安定性の関係

など、理論的根拠に基づいた知識を分かりやすく解説します。

肩関節疾患や肘関節疾患において、体幹機能障害がどのように関与しているのか、そのメカニズムも理解することで、新たな視点が得られるはずです。

楽しみにしていてください！

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■講義内容（※資料一部抜粋）
・関節疾患を担当する際になぜ体幹機能障害を考慮するのか？
・体幹機能障害が関与しやすい疾患
・上肢運動時の体幹の運動学
・コアスタビリティの重要性と評価法
・脊柱、骨盤、下肢と上肢のつながりの評価法
・体幹機能障害に対する介入方法
・体幹機能障害に対するセルフエクササイズ
・応用編（実践的アプローチ）

など多数

講師：金子翔拓先生（北海道文教大学医療保険科学部リハビリテーション学科作業療法学 教授 専攻長／北海道文教大学　留学生別科 別科長 兼務）

学歴
2006年3月　千歳リハビリテーション学院卒業
2011年3月　札幌医科大学大学院保健医療学研究科　理学・作業療法学専攻　博士課程前期修了　修士（作業療法学）
2014年3月　札幌医科大学大学院保健医療学研究科　理学・作業療法学専攻　博士課程後期修了　博士（作業療法学）

職歴
2006年4月　医療法人徳洲会 札幌東徳洲会病院リハビリテーションセンター作業療法科
2007年9月　医療法人社団 篠路整形外科 リハビリテーション科
2009年1月　医療法人社団 篠路整形外科 事務長 兼 リハビリテーション室長
2012年4月　北海道文教大学人間科学部作業療法学科 講師、医療法人社団 篠路整形外科 非常勤作業療法士
2015年4月　札幌大学 スポーツ文化専攻 医学概論Ⅱ 非常勤講師
2016年4月　札幌大学 スポーツ文化専攻 医学概論Ⅰ 非常勤講師
2017年4月　北海道文教大学人間科学部作業療法学科 准教授、北海道文教大学大学院リハビリテーション科学研究科 准教授
2021年4月　北海道文教大学人間科学部作業療法学科 教授 学科長、北海道文教大学大学院リハビリテーション科学研究科　教授
2023年4月　北海道文教大学医療保険科学部リハビリテーション学科作業療法学 教授 専攻長、北海道文教大学 留学生別科 別科長（兼務）

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士　など

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