【認知症の前段階】軽度認知障害(MCI)、半数は回復

3103 posts

今社会問題となっている、認知症。2012年の時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人いると推計されている。

 

その前段階と言われる軽度認知障害だが、約半数は回復することが言われている。

認知症の前段階と言われる「軽度認知障害(MCI)」の高齢住民を4年間追跡調査したところ、14%が認知症に進んだ一方、46%は正常に戻ったとの結果を国立長寿医療研究センター(愛知県大府(おおぶ)市)の研究班がまとめた。

詳細を読む(引用元):Yahoo!ニュース

軽度認知障害(MCI)の診断は、1.本人や家族からの問診や病歴聴取、2.神経心理学的検査、3.身体検査・神経学的検査、4.血液・尿検査、5.神経画像検査、6.脳波検査を通して行われる。

 

進行を確実に予防する方法は薬物療法を含めて発見されていないが、現在栄養サポートや運動療法、知的活動が有効的だった例が報告されている。

 

運動療法は、有酸素運動が特に有効的で週に3回以上の運動を行う人は発症が少なかったそうだ。

 

認知症になる前にどう食い止めるか。今後の日本の課題である。

 

参考:水上勝義:軽度認知症(MCI)障害にはどう対応すべきか.精神経誌(2009)111巻

 

合わせて読みたい

脳卒中リハビリ関連本おすすめ10選!脳科学・高次脳機能障害・片麻痺の勉強に

【認知症の前段階】軽度認知障害(MCI)、半数は回復

最近読まれている記事

企業おすすめ特集

編集部オススメ記事