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第三回:IWAOモデルとは【岩尾聡士先生|高齢社会街づくり研究所株式会社 代表取締役社長/芦屋大学経営教育学部教授】

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2018年から2024年までの6年間で病院も介護事業所は再編されていくと思っています。

 

もし、平均在院日数が9日なり、2030年位には5日まで短くなった場合、今のままでは経営が厳しくなり病院も潰れてしまいます。

 

今後は、フランチャイズで成功している大手の会社と組んで病院を運営することで、お互いに相乗効果を生むことができると思っています。

 

そのためには現場とバックオフィスをすべて分ける必要があります。

 

今は経営と医療のすべてを病院が行っていますが、これでは絶対にもちません。

 

医療業界以外の大手の会社と組んで経営することにより、保険外収入も得ることができるようになります。

 

生産性を上げることに関しては、医療以外の業界の方が、相当しのぎを削ってやってきている部分なので絶対に得意です。

 

任せてしまえばいいのです。

 

平均寿命は今後ますます増えてきています。

 

健康寿命の問題は本気で取り組んでいかないといけません。

 

血管を鍛える、心肺を鍛える、筋肉を鍛える、関節拘縮を予防ということをしていかなければいけません。

 

今の日本は、高齢者医療にお金をかけすぎています。もっと先端医療に特化してやっていかなくてはなりません。

 

医療モデルがもう破綻しているのは、皆気づいていますが、その対策が考えられていません。

 

聖霊陽明ドクターズタワーについて

 

私は、「CBMヘルスケアイノベーションIWAOモデル」という、街全体で高齢者を看守るしくみづくりを名古屋で構築しています。

 

医療・看護・介護が必要な高齢者をケアする専門的技術を持ったスタッフのいる施設を核に、医療機関、介護事業所をシームレスにつなぎ、質の高い医療を効率的に提供するしくみです。

 

高齢者は、医療度、介護度が月ごとに変わっていきますから、シームレスに医療も介護も適用できるサービスを提供しなくてはなりません。

 

このような施設がないと、例えば在宅で重症患者を診ていて、その方が肺炎になったとすると、一日に5回も6回も看護師が訪問しなければならなくなります。

 

すると、ぎりぎりの人数で運営している訪問看護ステーションは、消耗しきってしまいます。

 

ここ、「聖霊陽明ドクターズタワー」は、60床のサービス付き高齢者向け住宅ですが、デイケアサービスと保育園診療所と薬局も備えた施設です。

 

医師・看護師が24時間体制でサポートし、理学療法士も常駐しています。

 

ここで生活していただければ、治療を必要な時にだけ集中して実施することができます。

 

次世代のビルゲイツ

 

私は新しいビジネスは、若い人にしかできないと思っています。

 

若い人にはどんどんチャレンジしていってほしい。

 

資金調達に苦労する人が多いと思いますが、そういう人はクラウドファンディングにチャレンジするのもありだと思います。

 

他の国は医療と介護の再編が終わっていますが、日本はこれから同時にやってきます。それを乗り越えられたらすごいです。

 

私は15年後くらいは、ビルゲイツみたいな人が100人くらい出てくると思っています。

 

これからはそういう時代です。

 

続くー。

 

【目次】

第一回:医療モデルの転換期 

第二回:オランダは横社会。働く人のモチベーションが高い理由とは

第三回:IWAOモデルとは

最終回:松下村塾とプログラミング

 

岩尾聡士先生のプロフィール

資格:医師、日本在宅医学会在宅医療認定専門医

1986年4月~1992年3月 名古屋大学・医学部

1992年4月~1996年3月 名古屋大学大学院・医学研究科博士課程 医学博士

2005年4月~2007年3月 中京大学・ビジネスイノベーション学科 経営管理学修士

2009年6月~2013年9月 名古屋大学大学院経済学研究科 教授

2012年~ 新ヘルスケア産業フォーラム 常任理事 2013年10月~2016年9月 藤田保健衛生大学 医学部地域老年科 教授

2013年10月~2017年3月 名古屋大学大学院経済学研究科 特任教授

2015年4月~2017年3月 藤田保健衛生大学長寿包括ケアクリニック 所長

2017年4月〜 高齢社会街づくり研究所株式会社 代表取締役社長 芦屋大学経営教育学部教授

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