理学療法士が開設する宿泊施設|社会参加の環境づくり

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2018年の春に理学療法士が手掛ける、宿泊施設が開設される。 地元市民との交流や健康に気づかった料理を提供する予定だ。 

 

訪問看護や通所介護を手掛ける、ふらむはぁとリハビリねっと(福井県小浜市)は来年3月、要介護状態の高齢者の自立支援を促す宿泊施設を開業する。 

詳細を読む(引用元):日本経済新聞  

 

元々旅館であった施設を使用している為、1度に20〜30人ほどが宿泊できる。段差解消などバリアフリー化を施して開設する予定だ。 

2泊3日のプログラムでは、施設前にある畑で農作業に汗流したり、陶芸やだるまの絵付け、近隣の寺社巡りなどのレクリエーションを予定している。 

宿泊中には管理栄養士監修のもと、栄養に配慮した地元料理が振舞われるという。 

 

また、施設利用者の自立支援だけではなく、レクリエーションで行われる農作業では地元の高齢者にも協力を仰ぐことで、地元市民の介護予防にも貢献していく狙いもある。 

 

昨今の高齢化社会には、このような社会参加を提供できる場が必要だ。 

厚生労働省の報告によると、グループ活動等に参加している60歳以上高齢者は、平成5年度では40%程であったが、平成25年度で60%程と増加傾向であり、今後も「高齢者の地域づくりへの主体的な参画の促進による地域の活性化」が必要としている。 

 

リハビリに携わっている療法士だからこそ、地域全体として社会参加がしやすい環境づくりにも関わっていきたい。 

 

参考:高齢者による地域活性化促進事業

理学療法士が開設する宿泊施設|社会参加の環境づくり

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