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第二回:自らのキャリアップーダブルライセンス・大学院—【フィジオ運動連鎖アプローチ 協会 代表|理学療法士 山本尚司先生】

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理学療法士と鍼灸マッサージ師のダブルライセンス

 

鍼灸の免許はいつごろ取られたんですか?

山本先生 PTとして新人の時に「鍼灸の学校に行きたい」と思うようになり、2年目に夜間の花田学園という鍼灸マッサージ学科に通いはじめ、3年間通いました。

 

当時はスポーツトレーナー=花田学園というぐらい、多くのトレーナーを輩出していた学校でしたので、今でも同窓生にはJリーグなどで活躍している卒業生も多数います。

 

鍼灸を持っていることはスポーツ分野では大きな力になりますし、スポーツ分野とのパイプが太いということからもお薦めですね。

 

 

スポーツ理学療法に従事する人で、理学療法士と鍼灸両方取ろう、という人は多かったんですか?

山本先生 今よりも多かったと思います。理学療法士の養成校だけでは、学士もとれなければ開業権もありませんでした。よって、夜間の大学に行くか、開業権を得るために鍼灸や柔整の学校に行くかという選択は、極々自然な流れでした。よって理学療法士のみで開業しようという発想は、全く無かったですね。

 

私の場合は、このまま一生理学療法士で働き続けることに漠然とした不安もあり、開業権を取得できる鍼灸マッサージ師の学校に行きました。その間にもスポーツ現場でのトレーナー活動や学会発表など、20代はがむしゃらに目の前にあることに向かっていく毎日でした。先ずは「自分が何者であるか?」というアイデンティティの確立、自分探しのための時期だったんでしょうね。

 

―次病院を移られたきっかけは何かありますか?

山本先生 総合病院に7年間在籍して、臨床や研究を重ねるなかで、自分がディスカッションに飢えていた時期でもありました。だんだんと自分が疑問に思っていることや、当然こう考えるだろうと思うことが、意外にも周りはそうではないこともあり、環境を変えてさらに「深めたい!」「スキルアップしたい」と思い移動しました。

 新しい病院では、主に外来部門で整形疾患を担当していました。今でも交流がある、中村尚人さん(TAKT EIGHT代表)も慈恵医大からの後輩になりますが、同クリニックに勧誘しました。

 

園部先生を混ぜた3人は仲がいい、というイメージがあります。フェイスブックで拝見させていただきました。

山本先生 園部さんは都立医療短大の一つ後輩で、学生時代が陸上部で一緒に走っていました。仲が良いというよりも、それぞれが自らのフィールドにて突き詰めていく中で、自ずと耳にすることも多く、自然に引き寄せられてくる感じですね。常に意識し、刺激しあえる関係だと思います。

 

研究はいつからされているんですか?

山本先生 研究は1年目の時からしています。福井勉先生が医療短大の助手でいらっしゃったので、一年目から面倒をみていただきました。夏にデータ取りをして、秋に抄録を作成して、翌年には理学療法学会で発表でした。おかげで研究の意義を理解できたことで、翌年からは一人で研究をしていましたね。

 

人間工学系のことを研究されていたのですか?

山本先生 筋電図を使った研究を中心にやっていました。当時、筋電図をバイオフィードバックに臨床応用で使ったりもしていました。

テーマは膝関節疾患における、「内側広筋の活動」がトピックスの一つでしたので、有効なトレーニング方法を模索していて、筋電図を使い、どの肢位が一番有効なのかを研究していました。

 

 

―10年後に学士を取りに行かれたのはなぜですか?

山本先生 大学院に行くためには学士が必要だったことと、やはり学歴ですね。当時は準学士では、大学院に進学することは難しい時代でした。学士授与機構という制度を利用して、放送大学で単位を取得し論文を提出して “保健衛生学士”を取りました。

 

大学院に行かれたのはなぜでしょうか?

山本先生 私が大学院に通いだした2003年頃は、理学療法の大学院が開設され始めた時期であり、注目度が高かったこともあります。こぞって次のキャリアとして、大学院に行こうという選択をする人が多かったですね。私も大学院を選定するなかで、「人の指導的立場に立つのであれば、修士は持っておいた方がいい」という教授からのアドバイスもあり、研究のノウハウを勉強したいという気持ちもあって入学を決めました。

 

何を研究テーマにされたのでしょうか?

山本先生 私の在籍した学部は「身体運動科学」専攻であり、その時「脳は何をやっているのだろうか?」という「知覚運動制御」の研究室でした。私自身は膝関節疾患の階段降り動作をテーマに論文を書き上げました。大学院で学んだことは、研究というのは世界標準であり、ノーベル賞をとる研究も我々の行う研究も、手続きは同じであるということです。また、論文の読み方やロジカルな考え方は、今でもとても参考になっています。

 

続くー。

 

【目次】

第一回:臨床経験10年目にして、理学療法士が天職と思えるようになった

第二回:自らのキャリアップーダブルライセンス・大学院

第三回:運動連鎖のはじまり

最終回:理学療法“愛”

 

山本先生オススメ書籍

 

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山本尚司先生のプロフィール

昭和43年(1968年) 兵庫県出身 B型 水瓶座

平成2年   都立医療技術短大理学療法学科卒業。慈恵医大病院リハビリテーション科

平成4年   相模原協同病院理学療法室

      スポーツ現場でトレーナー活動(バレーボール・陸上競技・体操競技)

平成5年〜   カイロプラクティック・整体、全身咬合について研鑽 開始

平成9年   鍼灸・按摩・マッサージ指圧師 免許

平成11年 永生病院リハビリテーション科 

平成14年 保健衛生学士 

平成15年 運動連鎖アプローチ研究会 

平成19年 都立大学理学研究科身体運動科学専攻 理学修士 

平成19年 運動連鎖アプローチ研究所設立。健康運動指導士 

平成21年~22年 GYROTONIC®, GYROKINESIS®認定トレーナー

         セロトニントレーナー認定第1号

平成23年 〜face to face(FTF)〜東日本大震災リハビリネットワーク 

      東日本大震災 石巻市・南相馬市にてボランティア活動    

平成24年 一般社団法人 フィジオ運動連鎖アプローチ協会 設立

        

(主な役職・履歴)

 平成24年〜現在    一般社団法人フィジオ運動連鎖アプローチ協会 代表

平成24年〜29年 公益社団法人 日本理学療法士協会 理事

平成25年〜29年 NPO法人 日本障害者協議会(JD) 理事 

平成26年〜現在 オリンピック強化スタッフ(体操競技) 

 

(主な活動)

 ⑴臨床:

・開 業:運動連鎖アプローチ治療院(完全予約制・自費)

・非常勤:ふれあい町田ホスピタルスポーツクリニック

 三橋整形外科リハビリテーションクリニック

 ⑵教 育:運動連鎖アプローチ®研修会開催

・運動連鎖道場®:全6回半年コース

 ⑶研究:仙腸関節不安定症について進行中

(所属学会・研究会)

  • 理学療法学会(運動器・神経・スポーツ・予防・徒手)
  • 臨床スポーツ医学会
  • 全身咬合学会
  • 認知神経リハビリテーション学会
  • カイロプラクティック徒手医学会

 

一般社団法人 フィジオ運動連鎖アプローチ協会 事務局

〒252-0304

神奈川県相模原市南区旭町8−14 コーポ奈良1-B

Tel:042-851-6691 fax:042-851-6695

mail:undourensa@gmail.com                

HP:http://physioundourensa.com

2018運動連鎖道場®in福岡

「運動連鎖アプローチ®全6回コース」

【募集要項】

運動連鎖道場®は2008年にスタートし、全国で50回の開催を数えます。運動連鎖道場®では、“個別性を見極められる力”を身につけることを目指していきます。解決の糸口を見つけるための、“手と眼”こそが、必要不可欠なスキルなのです。運動連鎖道場では身体機能の原理原則、局所と全体、姿勢制御における戦略を、段階的に学べるようにカリキュラムを組んでいます。

 

また、同じ運動連鎖道場で学んだインストラクターによる、サポート体制が充実しており、その日の疑問を、その日のうちに解決していきます。半年間、運動連鎖アプローチ®を学ぶことで、これからの長い臨床・運動指導における自信を、一緒に作り上げていきましょう。

 

《運動連鎖道場にて得られること》

・ 運動連鎖を解剖学・運動学の基礎から学べます。

・ 局所と全身の運動連鎖が理解できるようになります。

・ 個別性のあるプログラムが立案できるようになります。

・ 学生や後輩指導に自信が持てるようになります。

【講 師】山本尚司(フィジオ運動連鎖アプローチ協会 代表理事)

 PKAAインストラクターが全面サポート!

【日 程】 平成30年   

1)6月3日(日)「足・膝の運動連鎖」

2)7月29日(日)「股・骨盤の運動連鎖」

3)8月26日(日)「脊柱体幹の運動連鎖」

4)9月30日(日)「肩甲帯〜上肢の運動連鎖」    

5)10月28日(日)「脊椎〜頸部の運動連鎖」

6)11月25日(日)「頭蓋・顎関節・咬合の運動連鎖」

※第1〜6回全参加にて、卒業認定となります。

【時 間】 9:00 ~16:00  (8:30受付)

 

7)12月8日(土)9日(日)「運動連鎖インソール(R)」

  8日(土)13時〜18時  

      9日(日)9:00〜16:00

【募集人数】 30

【会 場】

公益社団法人 福岡医療団 

たたらリハビリテーション病院 2階リハセンター

福岡県福岡市東区八田1丁目4番66号

 

【参加費】

全7回参加 135,000円(税込)

第1〜6回参加 108,000円(税込)

第7回のみ 道場生・他道場卒業生 27,000円(税込)

      一般 32,400円(税込) 

※料金支払い方法は、お申し込み後、追ってお知らせします。

お支払い方法(現金一括振込・カード VISA/MASTER/AmericanExpress払い)

※基本的にスポット参加はございませんので予めご了承ください。
※お休みの回のある方は、次期道場及び他地方道場にて振替え可能です。

※道場卒業生は、卒業生価格が適用されますので、別途お問い合わせ下さい。

 

【申し込み先】 

たたらリハビリテーション病院 山崎 和調

 w.yamazaki.22@gmail.com

①氏名(ふりがな)②経験年数③職種名④所属事業所⑤電話番号⑥メールアドレス

⑦支払い方法を明記してお申し込みください。

件名に『2018運動連鎖道場®in福岡申込』と記載してください。

 

2018運動連鎖道場®in本部コース

《第24期生募集要項》

「運動連鎖アプローチ®全6回コース」

 運動連鎖道場®は2008年にスタートし、全国で51回目の開催を数えます。運動連鎖道場®では、“個別性を見極められる力”を身につけることを目指していきます。解決の糸口を見つけるための、“手と眼”こそが、必要不可欠なスキルとなります。運動連鎖道場では身体機能の原理原則、局所と全体、姿勢制御における戦略を、段階的に学べるようにカリキュラムを組んでいます。また、同じ運動連鎖道場で学んだインストラクターによる、サポート体制が充実しており、その日の疑問を、その日のうちに解決していきます。半年間、運動連鎖アプローチ®を学ぶことで、これからの長い臨床・運動指導における自信を、一緒に作り上げていきましょう。

 

《運動連鎖道場にて得られること》

・ 運動連鎖を解剖学・運動学の基礎から学んでいきます。

・ 局所と全身の運動連鎖が理解できるようになります。

・ 個別性のあるプログラムが立案できるようになります。

・ 学生や後輩指導に自信が持てるようになります。

講師:山本尚司(フィジオ運動連鎖アプローチ協会 代表理事

インストラクター:PKAAインストラクターが全面サポート!

日 程:平成30 土曜日 PKAA本部コース 

Vol.1  7月21日(土)「足部(股関節)の運動連鎖アプローチ」
Vol.2  8月18日(土)「膝関節(股関節)の運動連鎖アプローチ」
Vol.3  9月15日(土)「骨盤(仙腸関節)の運動連鎖アプローチ」
Vol.4  10月20日(土)「体幹(脊柱)の運動連鎖アプローチ」    
Vol.5  11月17日(土)「肩(頸部)の運動連鎖アプローチ」
Vol.6  12月15日(土)「顎関節(頭蓋)の運動連鎖アプローチ」

   

【会 場】 「ユニコムプラザさがみはら」 「海老名文化会館」

          各回の会場については、おってご連絡致します。

【時 間】受付9:30~ 道場 10:00~17:00

【募集人数】20名
【参加費】一般 108,000円(税込) 

  • 料金支払い方法は、お申し込み後、追ってお知らせします。
  • VISA・MASTER・AmericanExpressのみ)

※基本的にスポット参加はございませんので予めご了承ください。
※お休みの回のある方は、次期道場及び他地方道場にて振替え可能です。

  ※道場卒業生は、卒業生価格が適用されますので、別途お問い合わせ下さい。

 

【申し込み先】 

PKAA事務局 担当 薮下 享江(やぶした ゆきえ)

undourensaapproach@gmail.com
氏名(ふりがな)・経験年数・職業・所属・支払い方法 を明記してお申し込みください。

件名に『24期運動連鎖道場申込』としてください。


・携帯やフリーアドレスの場合、メールがブロックされる場合や迷惑メールになってしまう場合が

 ありますので、必ずセキュリティーを確認した上でお申込みください。
・申込みから48時間経っても、何も連絡が無い場合は、メールが不着の場合も考えられます。

 しばらく事務局より連絡が無い場合は、再度申込者よりコンタクトをお願いします。

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