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理学療法士(PT)松下祐也先生 -エターナル株式会社 代表取締役- 第2回

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リハビリ業界から他業界へ発信を

POSTインタビュアー:

松下先生が考えるこれからの時代に求められているものはなんだと思いますか?

松下先生:

文化を考えると、徒手療法や治療するということは、文化として残っている。

だから「治療」というニーズはなくならないと思う。

その中で変わらないのは、「成果を出せるか出せないかということ」。

それもクライアントが求めていることでちゃんと成果を出せるかどうかだと思いますけどね。

POSTインタビュアー:

今後自分の事業に取り入れていこうと考えている分野はどのようなものですか?

松下先生:

僕は海外かな。

まず自分の考えとして理学療法士だから理学療法士やらなきゃいけないとか考えていない。

うちの会社だったら、物販もやっている。

某アニメグッズの版権を獲得して商品にして売ったりしている。

だからそういう世界を見て、気づくこともあるだろうから色んなことを知りたいかなと。
あとは東南アジアとかは治療のレベルも発展途上だから協力できるところはあるんじゃないかなと思う。

(会社は)お金がないとだめだから。

お金にならないなら時を待つ。
それか別のところで儲けてリハビリテーションに還元する。それでその業界を育てる。
経済的に見たら、今理学療法の業界の問題ってなんだと思います?

POSTインタビュアー:

お金が少ないってことですか?

松下先生:

少ないのもそうだけど、稼げる額がある程度決まっちゃってるんだよね。
週108単位で、点数も決められているから月稼げる額が決まっちゃう。
セミナーとかも、小さい額をリハ業界で回しているだけなんだよね。
外に使わないと投資ができないから、外に使うべきだし、
その外というのが海外かもしれないし、日本の別業界かもしれない。
このままだと他の業界にリハ業界が喰われるかもしれないので、こっちから食いに行かないといけない。
それだけの価値のある仕事だと思いますけどね。どこにチャンスがあるかわからない。
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固定観念を持たないススメ

POSTインタビュアー:

若手療法士・学生・高校生にアドバイスや言いたいことは?

松下先生:

一番は固定概念を持つなということ。
理学療法士になったらこういうことをしなければいけないんじゃないかとか、病院に入らなければいけないんじゃないかとか、ストーリーが決められている気がする。
そもそも病院に入るために理学療法士になるというくらいなら辞めたほうがいいと思う。
だったら看護師でもいいんじゃないのって話です。
もうちょっと違うところに理学療法士のやる意味を見出して高校生には入学してほしい。
学生さんには固定概念を持たないでほしい。やりたいんだったらやって、失敗したらそこで考えればいい。
失敗しないと何がいけなかったのかわからないからとりあえずやればいいんですよ。
あとは腕をちゃんとつけておけば患者さんはほっておかないと思いますよ。
周りに何と言われようともやりたいことをやればいいんじゃないと言いたい。
だけど、家族とか仲のいい友人、両親には説明の義務はあると思うけどね。
時間を決めて覚悟を持ってやればいいんじゃないかと思いますけどね。
まあ楽しくやればいいと思う。
人生と治療は一緒。
治療にも固定概念を持っては行けない。
難しいんだけど固定概念を持たないで客観性を持つ。
あとは自分に期待してほしい。
きっとやれるはずだから。 やったもん勝ち、言ったもん勝ち。 こんな感じですかね。

POSTインタビュアー:

本日はありがとうございました。

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     松下祐也先生の経歴

職種:理学療法士

【所属】

・エターナル株式会社 代表取締役

・合同会社フィジカルアセスメント 業務執行役員

・SESSION 運営顧問

・株式会社ニューウエスト取締役

【研究実績】

第66回国立総合病院医学会 『Quadsetting角度の違いによる膝蓋上嚢の拡がりの検討』他多数

理学療法士(PT)松下祐也先生 -エターナル株式会社 代表取締役- 第2回

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