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視床下部睡眠中枢と覚醒中枢の神経接続の解明|筑波大

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筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の齊藤夕貴、櫻井武教授、金沢大学大学院医薬 保健学総合研究科の前島隆司助教、および群馬大学大学院医学系研究科の柳川右千夫教授らの研究グループは、マウスの脳内において覚醒と睡眠を切り替えるスイッチの役割をする神経回路を明らかにした。

▶︎ 睡眠と覚醒を制御する神経回路を解明 ~視床下部睡眠中枢と覚醒中枢の神経接続の解明~

 

研究グループはまず、遺伝子組換えを行った狂犬病ウィルスを用いて、覚醒の維持に重要な働きをし ているオレキシンとヒスタミンをつくる神経細胞に接続するニューロンを網羅的に明らかにした。このなかで、睡眠の開始と維持に重要な役割をしている視索前野の GABA 作動性ニューロンが、オレキシンやヒスタ ミンを作り出すニューロン群と直接シナプス接続していることがわかった。さらにこれらの視索前野の GABA 作動性ニューロンが覚醒に重要な働きをしているセロトニンやノルアドレナリンによって抑制されること を明らかにした。

 

本研究成果はThe Journal of Neuroscience誌にて2018年7月11日に公開されている。

視床下部睡眠中枢と覚醒中枢の神経接続の解明|筑波大

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