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腰痛ガイドラインの鍼治療に関する誤情報に森ノ宮医療大が指摘

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今年5月に日本整形外科学会から発刊された「腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版)」における鍼治療に関する記載とデータについて、森ノ宮医療大鍼灸情報センターが指摘しています。

▶︎ 腰痛診療ガイドライン2019の鍼治療に関する誤情報の指摘と修正

 

指摘内容は「提示されている文献情報とそのデータは正しいか」について。大きく①本邦から発信されたメタアナリシスについて、②急性腰痛に対する鍼治療について、③慢性腰痛に対する鍼治療について、④費用対効果についての4項目について、ガイドライン作成の元となっているメタアナリシスについての誤りを述べています。

 

ガイドラインはエビデンスピラミッドの一番上、つまり信頼性が高い情報が記載されているとして、多くの人が意思決定の参考にするものです。出典元にも記載されていますが、「エビデンスの強さと推奨度を決めるには、事前に定めた検索法、選択基準、除外基準などにもとづき系統的に誤りなく取捨選択された文献から正しく抽出されたデータでエビデンスを提示する必要」です。


また理学療法士学会では、2020年の理学療法ガイドライン第2版発行が予定されており、各作成班の先生で準備が進められています。Mindsには、「診療ガイドライン作成マニュアル」がまとめられており、これを機会にガイドラインはどのような手順で作成されるのか、確認してみてもいいかもしれません。

 

腰痛ガイドラインの鍼治療に関する誤情報に森ノ宮医療大が指摘

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