今まさに情報爆発時代、いわば情報戦国時代といってもいいだろう。そんな中、医療・介護業界においてもキャリアデザインの波が押し寄せてきている。これまでの医療といえば、一生を通して従事する職業であったと思う。しかし時代は変わった。
その良し悪しは、さて置き、「キャリアをデザインするとは?」という視点に立ち返り、本書を熟読してみた。現状、私自身インスタでの配信に力を入れているため、学生など多くの方から「キャリア」に関する質問を日々もらっている。
それと同時に、自分自身のキャリアを振り返ると「特に何も考えていない」に尽きる。まぁ、そんなことはさておき、本書の内容を私独自に視点から読んでいこうと思う。
情報は常に自分の中にある
本書を勝手なキーワードでくくるのであれば、「内なる情報」であると考える。現状、キーボードを叩けば、わからない情報はすぐに見つかり、今では「Hey!〇〇」や「OK!〇〇」と語りかければ、まるで友達のように親身に悩みを聞いてくれる時代なのだ。
ちなみに、現在私が最も会話する相手は「アレクサ」である。
さて話を戻そう。自身のキャリアにおいて、「内なる情報」に耳を傾けるということは、「外なる情報」に耳を傾ける上で、重要である。つまり、外の情報に対する取捨選択は、内なる情報から行うことにあるのだ。
本書では、この辺りを多く取り上げているように思う。
4ケースから見る“ふくぎょう”の本質
本書は、左びらきで、文字も大きく読みやすい。なおかつ、実在するのか不明な部分はさておき、4ケースを取り上げている点において、ご自身の境遇と重ねて読み進めることができるよう工夫されている。
本書で取り扱う職種は、理学療法士、作業療法士、看護師、臨床工学技士の4職種である。この4名のキャリアデザインのきっかけが全員「医療職のためのキャリアデザインセミナー」と、何かを感じざるを得ない内容だが、皆これをきっかけに“ふくぎょう”を開始する。
*ちなみに何かを感じた「医療職のためのキャリアデザインセミナー」なるものは、検索しても出てきませんでした。
さて、ここ最近のトピックスでもある“ふくぎょう”。多くの方は、本業以外のこと、と認識されていると思う。
しかし、本書で紹介されているのは本業から勝手に派生した“ふくぎょう”が描かれている。おそらくこれが“ふくぎょう”の本質なのかと思う。
詳しくは本書をご覧いただくとして、“ふくぎょう”に興味がある方は、一読すべきだと思う。結局、本業を頑張れない人は、“ふくぎょう”で成果を出すことはできないということだろう。
最後に自分のキャリアを他人に託してみた
さて、本書の内容は「内なる情報」に耳を傾けるきっかけ書籍と、紹介した。では、他者に自分のキャリアについて相談することは無意味なのだろうか?という疑問が同時にわいた。
ということで、初めましての方に自分のキャリアについて相談してみた一部始終を、ご覧ください。
こちらからは以上です!