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"普通の理学療法士(PT)"が6年勤めた職場を退職し27歳で世界に出た理由 -連載第4弾-

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覚悟を持った行動が自分を成長させるチャンスとなる

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こんにちは、柿澤です!今、僕はインドのチェンナイという所にいます。前々回の記事にも書いたように、僕は世界を旅しながら自分のスキルを活かして施術して回っています。

インドでも施術をして各地を歩き回っているのですが、今回はインドでの出会いから感じた「勇気を持ってアクションする」事の大切さについて書いてみたいと思います。

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ある日、僕は路上治療院での施術を終えて宿に戻りました。しかしまだ時間があるので宿にいたスタッフに片っ端から声をかけます。「日本の理学療法士だけど、体の調子どお?痛い所とかない?」と。しかし次々に断られます。

けれど僕はめげずに続けます。そこで旅の事情を知ったある一人が、「おー、お前、理学療法士か!旅しながら施術してるんだって?うちの息子も理学療法士だよ!」と声をかけて下さいました。

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おっ、これはチャンス!と思った僕は猛烈な勢いと、したたかさで息子の連絡先を入手する事に成功します。拙い英語で連絡を取り合い、何とかそのインド人PTが経営しているクリニックに見学し行く機会を得ました。それに「僕の施術を受けてください。身体に痛みがあるPTがいれば僕が施術します」と付け足して。

いざ、クリニックに行き挨拶もそこそこに早速治療してくれと依頼され緊張するも平常心を保ちインド人PTが見守る中、主訴でもあった腰痛の痛みを取りきることができました。

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やはり結果を出すと一番説得力があるので一気にインド人PTとの距離が縮まり、更に知り合いのPTを紹介してもらう事が出来ました。

しかし何故僕が「単身インド人PTに囲まれ英語もろくに喋れない、回りに知り合いもいない中施術をする」などとハードルを上げて依頼したかというと、最初からこの流れを期待していたからです。

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僕が旅を始めた理由は「自分の人生の幸せ」を追いかけたから、そして僕の欲しい人生の幸せは常にワクワクした気持ちを持つという事でした。

普通に見学をするだけでも他国のリハビリテーションに触れる良い機会なのですが、そこから少しアクションを起こせばもっとワクワクした物が得られると思ったからです。その結果、求めていた施術から広がる出会いや最高にワクワクする一生の思い出にもなりました。

普段生活していてインド人PTを施術する機会なんてなかなか無いですからね。笑

ここで僕が思った事は、何か欲しい結果や望んでいる感情を得たいのであれば、まずは「勇気を持ってアクションを起こす」という事。僕は上記に書いたような目的を達成するために、このような行動を起こしました。これはどんな事でもいいと思います。

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例えば、職場で患者さんとのコミュニケーションで悩んでいるとしたら、自分がコミュニケーションが上手だと思う先輩に治療風景を見てアドバイスをもらえないか依頼をする。先輩に実際の治療現場を見てもらうのって結構勇気いりますよね。

普通に緊張するし、うまくいかなかったらどうしようとか考えます。

しかし、そこから貰えるアドバイスはかなり濃い気づきになりアクションを起こす前とは違う世界が見えるのではないでしょうか。

これが何もせずに何となくそのまま過ごしていれば、現状が変わることなく時は流れていくでしょう。もちろんそんな気分になれない日もあれば、やる気になれない日もあります。けどそうでない日に少しの勇気を持ってアクションを起こせば現状は変わっていくかもしれないですね!

現在の僕はというと、インド国内在中の日本人の方に対して出張施術を行う事になっており既に10人以上の依頼を頂き、今後もっと増えていくかもしれません。

これも動いたからこそ付いてきた結果です。

例えば今後、僕の旅はアメリカ大陸に入りし激貧生活(アメリカは物価が高いので)に突入します!笑

きっと野宿もすればヒッチハイクもするでしょう。

しかし、今回書いたアクションを起こすことでそれをもろともせずに楽しくワクワクした旅にしていきたいと思います!

人生悔いなく生きましょう!

>>連載第5回:『異国での施術を通して気づいた全人類の共通事項』

柿澤健太郎先生 経歴

病院時代写真

【所有資格】

理学療法士

【経歴】

静岡医療科学専門学校卒業 (現在臨床7年目)、卒業後「フジ虎ノ門整形外科病院」にて急性期~回復期~外来を経験

御殿場南高校野球部帯同(2013~2014)

御殿場看護学校非常勤講師(2014)

勉強会団体「丸裸会」会長(2011~)

<バックナンバー>

連載第1弾:私が病院勤務を辞め、世界を目指したきっかけ

連載第2弾:旅の過程は「臨床推論」と同じ

連載第3弾:多くの療法士はまだ本気を出しきれていないのではないか?

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"普通の理学療法士(PT)"が6年勤めた職場を退職し27歳で世界に出た理由 -連載第4弾-

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