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COVID19の影響は病院経営にも 全日病が緊急調査結果を報告

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4月度は病院の外来患者・入院患者共に大幅に減少しており、 経営状況は著しく悪化。これらの病院への緊急的な助成がなければ、今後の新型コロナウイルス感染症への適切な対応は不可能となり、地域での医療崩壊もー。

今月18日、日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会の3団体が「新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況緊急調査」を公開した。

▷ http://www.hospital.or.jp/pdf/06_20200518_01.pdf

 

調査は、上記3団体に所属する全病院(4,332病院)を対象としてメールで調査票を配布。1,153病院 (有効回答数1,141病院)から得られた回答が得られた。

 

2020年4月の、有効回答全病院の医業利益率は-9.0%。コロナ患者⼊院受⼊病院の医業利益率はマイナス11.8%、病棟を閉鎖せざるを得なかった病院は、16.0%にまで落ち込んだ。

 

 

いか、調査結果詳細である。

<新型コロナウイルス感染症患者を受け入れている病院>
・外来延患者数:マイナス21.2%
・初診患者数:マイナス41.7%
・入院延患者数:マイナス14.7%
・病床利用率患者:マイナス11.1ポイント(67.1%)
・手術件数:マイナス19.6%
・救急受け入れ件数:マイナス35.7%

<一時的に病棟を閉鎖している病院>

・外来延患者数:マイナス23.6%
・初診患者数:マイナス45.5%
・入院延患者数:マイナス16.2%
・病床利用率患者:マイナス12.2ポイント(67.5%)
・手術件数:マイナス23.2%
・救急受け入れ件数:マイナス39.1%

<13の特定警戒都道府県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県、北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府の)に所在する病院>
・外来延患者数:マイナス22.5%
・初診患者数:マイナス46.0%
・入院延患者数:マイナス11.3%
・病床利用率患者:マイナス7.1ポイント(74.9%)
・手術件数:マイナス21.7%
・救急受け入れ件数:マイナス35.3%

<現在、緊急事態宣言が解除されていない8都道府県(北海道、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、京都府、兵庫県)に所在する病院>
・外来延患者数:マイナス23.5%
・初診患者数:マイナス48.1%
・入院延患者数:マイナス11.6%
・病床利用率患者:マイナス7.2ポイント(75.3%)

・手術件数:マイナス21.0%
・救急受け入れ件数:マイナス35.7%

COVID19の影響は病院経営にも 全日病が緊急調査結果を報告

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