先月26日2021年度補正予算案が閣議決定した。コロナウイルス感染症対応病院に勤務する看護師を対象に賃上げを実施する。来年2月から収入の1%程度(月額4,000円)の引き上げ措置を実施し、段階的に収入を3%程度引き上げていく。PTOT等のコメディカルにおける処遇改善に充てるなどの柔軟な運用も可能。
これに対して2600億円の予算を「看護師等の処遇改善に当てるための補助金」を給付する。この措置は、来年2月から9月までの対応となり、10月以降は診療報酬での対応も視野に入れていくと社会保障審議会・医療部会の中で示された。現在のところ診療報酬での処遇改善加算が決まったわけではなく、12月下旬に行われる来年度の予算案まで待つ必要がある。
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