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“普通の理学療法士(PT)”が6年勤めた職場を退職し27歳で世界に出た理由 -連載第9弾-

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【自分の揺るがない思いは何ですか?】

旅の日常

こんにちは!世界一周中の柿澤です。

ここでは元理学療法士の僕が旅で得た経験や気づきがリハビリテーション現場でも通じると感じた内容を皆様にお届けしたいと思います。

以前「目標設定について」書かせて頂きましたが、今回はそれをさらに確固たるものにするための「揺るがない思いを持つ」事の重要性を書かせていただきます。

何か新しい事にチャレンジし目標達成するためにPDCAサイクルというものを意識するかと思います。

PDCAサイクルとは業務を円滑に遂行するための手法でPlan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(評価)⇒Action(改善)を指します。

この考えは僕たちリハビリテーション従事者の考えににどこか似ていると思いませんか?

臨床で言えば対象者のゴール設定⇒評価⇒アプローチ⇒結果⇒考察にあたります。

ずっと臨床畑にいた僕にはこのPDCAサイクルを知った時とてもしっくり来たことを覚えています。

これは何も臨床だけではなく日常生活にも当てはまる考え方で、このPDCAの質が高いほどより良い結果に近づくことが来ます。

しかし実際は、これら戦略を立て目標達成を目指しているものの失敗により途中で断念してしまったり、多くの情報に左右され迷いが生じ諦めてしまったりという経験もあるかと思われます。

POST PDCA.001

ここで僕が感じるPDCAを行い目標達成をするにあたり、それ以前に重要だと思うことがあります。それは「自分の揺るがない思いは何か」という事です。

「自分の揺るがない思い」というのは例えば企業であれば企業理念であったり、生き方であれば価値観や譲れない事などその行動を起こした根幹となる思いです。

療法士であれば目指したきっかけが「スポーツで怪我をしてリハビリテーションを受け競技復帰できた。僕もスポーツ選手の助けになりたい」

「身体の不調に困っている人を専門性を身に着けて手助けできるようになりたい」など。療法士を目指したきっかけや思いが何であったか。

まぁ、これは僕がPTを目指した動機なのですが。笑

治療の様子1

この思いが強ければ強いほどちょっとやそっとじゃ行動は揺らぎませんが、逆にここが自分の中で明確ではないと途中で頓挫しやすいという事にもなります。

例えば、好きな人がいてグイグイ行くのは苦手だけど、勇気を振絞って振絞って告白する。これもその人を思う気持ちの強さの現れですよね。

この「自分の揺るがない思い」が強ければ、PDCAサイクルにおいて難所にぶつかった時に最後まで遂行できる原動力になるのかと思われます。

更にこれらは様々な成功や失敗体験、その都度感じた思いにて形を変え洗礼されていくと思います。

その都度、自分の気持ちとのギャップで悩むかと思われますが。こういう時こそ立ち止まり自分と向き合う時間を作って「自分なりの揺るがないもの」を改めて形作れればいいのかなと思います。

そして意地をはりずぎてもうまくいかに事もあるので柔軟性に建設的にとらえる必要もあります。自分の軸を持ちつつ、相手の考えも尊重するという事。

理学療法士を志してから9年が経ちましたが、僕の根底にある思いはぶれていません。僕は旅をしながら世界中の人を施術しています。それは自分のスキルで「人の手助けをしたい」から。

27歳で仕事も環境も貯金も全てを投げ打って旅に出たのは「人生を幸せに全うする」という僕の人生理念から。

選択した行動が、自分の意思に基づく意味のある行動をとっていきたいです。

もし、普段何かに取り組んでもうまくいかない事が多いという方はPDCAサイクルの見直しもそうですが、それをするにあたっての「自分の揺るがない思い」は何なのかを今一度考えてみるといいかもしれません。

では、本日も読んで頂きありがとうございました。

自分と向き合っています

(第10弾に続く・・・・)

【柿澤氏よりアンケートご協力へのお願い】

現在「世界一周」の施術旅を元PT的な視点で実践されている柿澤氏ですが、旅を通して「バックパック」について理学療法士的な視点で関われるのではないかと気がついたと言います。

そういった背景の元、新しい取り組みとしてバックパックに関するアンケートを集計しています。

5分程で終わる簡単なアンケートですので是非ご協力の方よろしくお願いします!

アンケートはコチラから

柿澤健太郎先生 経歴

病院時代写真

【所有資格】

理学療法士

【経歴】

静岡医療科学専門学校卒業 (現在臨床7年目)、卒業後「フジ虎ノ門整形外科病院」にて急性期~回復期~外来を経験

御殿場南高校野球部帯同(2013~2014)

御殿場看護学校非常勤講師(2014)

勉強会団体「丸裸会」会長(2011~)

<バックナンバー>

連載第1弾:私が病院勤務を辞め、世界を目指したきっかけ

連載第2弾:旅の過程は「臨床推論」と同じ

連載第3弾:多くの療法士はまだ本気を出しきれていないのではないか?

連載第4弾:覚悟を持った行動が自分を成長させるチャンスとなる

連載第5弾:施術を通した「出会い」を大切にするために考えていること

連載第6弾:目標設定の必要性とそこに到達する為には

連載第7弾:物事に対峙する際の心構え、所作

連載第8弾:価値観の多様性を認める事

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“普通の理学療法士(PT)”が6年勤めた職場を退職し27歳で世界に出た理由 -連載第9弾-

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