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理学療法士(PT)小林義文先生-厚労省が理学療法士に期待していること-

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厚労省が理学療法士に期待していること

小林先生2

POSTインタビュアー:先生は来年の福井県学会で学会長を務められるとうかがいました。

小林先生:はい。来年で福井県学会は20周年を迎えます。(福井県理学療法士会HP

今回は、その学会長の要請があり、務めさせていただきますが、星旦二先生をお呼びして社会的要因と健康状態を分析する方法に関してお話頂こうと考えています。

この分野に関する研究だったり感心だったりがまだ低いと感じています。

片足立ちが良くなった、どこそこの機能が良くなっただけではなく、さらにその先の社会参加と活動まで含めたリハビリテーションの研究と普及を期待しています。

おそらく、厚労省が理学療法士に期待していることはそこなのではないでしょうか。

しかし、これらの活動はすべて業務時間外の時間を活用しています。

職場の決められた休暇期間の中で、海外に行ったり、このような活動をしたりしていますので、海外へは遊びに行っているわけではありません。(笑)

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若い療法士・これから療法士を目指す方へメッセージ

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インタビュアー:最後に若い療法士、これから療法士を目指す方へメッセージをお願いします。

小林先生:働いている人たちにいつも思うのが、一生懸命、知識を詰め込んで技術を学んでいるのですが、地域住民や厚労省が我々療法士に期待している部分にちょっと乖離があるのではないかと思っています。

どちらか一方でももちろんダメなのですが、時代に合わせた変化をしないと取り残されてしまうのではないかと思っています。

ですので、幅広くリハビリテーションというものを見ていってほしいなと思います。そのような活動が、これから目指す方たちの見本になって憧れになっていくのだと思います。

また、日本は急激に人口が少なくなり、今いる団塊の世代の方々がいなくなればそれも加速します。

そうなった時に協力し合えるのは、近くのアジアの方々だと思います。

彼らと協力し共存していくためには、今から支援の目を向けてゆくことが優先されると思います。

リハビリテーションという基盤を通して、仲良くやっていってもらえればと思います。

これから療法士を目指す方々には、グローバルな視点を持ってほしいなと思います。

<バックナンバー>

第一回:2足、3足のわらじを履いた活動を

第二回:ICFに変わって障害は「個人」のものではなく「社会全体」のものになった

 小林 義文 先生

[主な資格]

理学療法士

[主な所属]

福井県立病院 リハビリテーション室

日本 ALS 協会福井支部

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キーワード

♯理学療法士  ♯海外

♯厚労省 ♯地域リハ

理学療法士(PT)小林義文先生-厚労省が理学療法士に期待していること-

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