皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。膝関節の疼痛の解説を中心に行っていますが、残り2回になります。本日は疼痛が生じる7つの組織1)の中で半月板について解説していきます。
半月板の解剖
半月板は大腿骨と脛骨の間に存在します。内側と外側に存在するため、膝関節には2つ存在します。半月板の存在により平坦な脛骨関節面は大腿骨に適合し、関節の安定化の一端を担います2)。
半月板は約72%が水分であり、約22%がコラーゲンにより構成されています。半月板の機能については衝撃吸収、運動中の関節安定化、関節の適合性向上などが挙げられます。
ここからは左右の半月板の違いも含めて解説していきます。内側半月板はC型で後方が広い形状であり、外側半月板はO型で小さいという特徴があります。そのため、外側半月板は動きやすいという特徴も持っています。