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膝関節屈曲支持の3つの要因

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は大腿直筋について解説し、その中で膝関節屈曲支持により大腿直筋の過用に繋がると解説しました。本日は膝関節屈曲にて支持する要因について説明していきます。

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膝関節が屈曲する要因

立位姿勢や歩行動作に対して介入する際に非常に多く経験することとして膝関節屈曲による支持が挙げられます。実際に立位から屈曲している方や歩行のみ屈曲する方など様々なパターンがあります。膝関節屈曲位で支持すると大腿直筋の過剰収縮も生じて疼痛に繋がることが考えられます。また膝関節周囲の靭帯は伸展位にて伸張されるため、靱帯による安定性が得られにくくなり、前額面上での不安定性にも関わります。

膝関節が屈曲する要因として様々なパターンがありますが、可動域制限の場合と歩行の立脚初期の場合、立脚後期の場合の3つに分けて解説していきたいと思います。

可動域制限

可動域制限にて膝関節屈曲している場合は立位姿勢から膝関節屈曲位であり、口頭指示などしても伸展させていくことが困難になります。制限として考えられるのは以下の項目が考えられます。

頭部前方変位と胸椎伸展制限(胸椎屈曲位)は同時に生じることが多いです。そのため介入の中ではどちらかではなく、両方に対して評価・介入することが多いです。頭部前方変位は上位交差症候群とも呼ばれています。以下のように硬くなりやすい筋肉、弱化しやすい筋肉が挙げられています。臨床上で多いのは後頭下筋群、胸鎖乳突筋の柔軟性低下や前鋸筋、僧帽筋、頸長筋の弱化が影響しやすいです。

膝関節屈曲支持の3つの要因

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