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基礎医学シリーズ解剖学編―大腿直筋―

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。先週は鎖骨の重要性について肩関節の可動域制限・頸部痛にスポットを当てて解説しました。本日は基礎医学シリーズの第18回として大腿直筋について解説していきます。

 

解剖学的特徴

大腿直筋は大腿四頭筋の中の1つになります。大腿四頭筋は人体で最大の体積である大きい筋肉になります。大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋が存在し、多くの場合は3層構造になっています1)

大腿直筋は大腿四頭筋の中で唯一の二関節筋であり、羽状構造をしています。起始は下前腸骨棘であり、大腿四頭筋腱を介して脛骨粗面に付着します。大腿直筋には起始が2つに分かれていることが報告されています2)。それぞれに名前があり、下前腸骨棘は直頭と呼ばれ、寛骨臼上縁は反回頭と呼ばれています。

大腿直筋の特徴

先ほどの解剖で説明している様に特徴としては羽状筋であること、起始が2つあることになります。まず羽状筋に関しては筋線維が斜めに走行している筋肉になります。そのため、起始と停止が離れる形でストレッチしても筋線維が伸ばされにくい可能性があります。そのため、ストレッチを行うよりダイレクトにリリースなど行う方が有効ではないかと考えることができます。

基礎医学シリーズ解剖学編―大腿直筋―

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