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見る統計で結論が変わる令和7年の療法士賃金──全体は頭打ち、若手は回復、看護師は上昇継続

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療法士の賃金は頭打ちか──看護師が+1.6〜3.2%上昇する中、リハ職は6年ぶりに前年割れ

令和7年(2025年)の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」で、PT・OT・ST・視能訓練士の推定年収は443.6万円となり、前年比▲0.5万円。令和2年以降で初めて前年を下回りました。一方、同じ2026年3月に公表された日本看護協会「2025年病院看護実態調査」では、看護師の基本給与が新卒・勤続10年ともに前年比+1.6〜3.2%で上昇。同じ医療職でなぜ処遇の動きが分かれているのか、3つの統計を横断して整理します。

※本記事は3つの異なる統計を扱います:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(PT・OT・ST・視能訓練士の4職種合算)、人事院「職種別民間給与実態調査」(PT・OT個別)、日本看護協会「2025年病院看護実態調査」(看護師)。対象規模・調査時点・集計方法が異なるため数値は直接比較できない点にご留意ください。

リハ職種:令和7年は443.6万円、6年ぶりの前年割れ

賃金構造基本統計調査によるPT・OT・ST・視能訓練士の推定年収の推移です。

*推定年収=きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額。()前年比。▲はマイナス。

R2 418.9万円 → R3 426.5万円(+7.6)R4 430.7万円(+4.2)R5 432.5万円(+1.8)R6 444.1万円(+11.6)R7 443.6万円(▲0.5)

令和6年に前年比+11.6万円と大きく跳ねた反動もあり、令和7年はきまって支給する現金給与額が311.4千円→309.9千円と1,500円の微減。賞与は704.7千円→717.2千円と増えたものの、月給の減少分を補いきれませんでした。平均年齢は36.2歳・勤続8.4年とベテラン化が進行しているにもかかわらず、年収は横ばい圏に入っています。

詳細は関連記事をご覧ください。

看護師:新卒・勤続10年のいずれも前年比プラス

日本看護協会が2026年3月31日に公表した「2025年病院看護実態調査」(有効回答3,502病院、回収率43.7%)では、2025年度実績の看護師給与が以下の通りでした。

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