「もっと早く知っていれば」をなくしたい 理学療法士が取り組む“赤ちゃんの頭の形ケア”とは

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近年、「赤ちゃんの頭の形が気になる」という声を耳にする機会が増えてきました。しかし、どこに相談すれば良いのかわからず、一人で悩み続けている保護者の方も少なくありません。

今回は、国際ベイビーヘッドケア協会認定セラピストであり、理学療法士としても長年活躍されている三橋さんにお話を伺いました。

ご自身のお子さんの経験をきっかけに、この活動を始められたという三橋さん。赤ちゃんの頭の形ケアへの想いや、実際にどのようなサポートを行っているのかについて、詳しくお聞きしました。

「息子の頭の形がきっかけでした」

輪違
本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介をお願いいたします。

 

三橋
ありがとうございます。

国際ベイビーヘッドケア協会認定セラピストとして活動しております、理学療法士の三橋友海です。

現在は認定セラピストとして、赤ちゃんの頭の形をまあるく育てるためのケアを行っています。

理学療法士としては10年以上、病院や訪問リハビリに携わってきました。病院では脳卒中や骨折術後の患者様のリハビリを担当し、訪問リハビリではご自宅で生活を続けられるよう、ご家族やケアマネジャーと連携しながら支援してきました。

 

輪違
なぜ赤ちゃんの頭の形ケアという活動を始められたのでしょうか?

 

三橋
きっかけは息子の頭の形でした。

ある日、息子の頭を見たときに「明らかに丸くない」と感じたんです。「これはまずいかもしれない」と思い、小児科や乳幼児健診で相談しました。

しかし返ってきた言葉は、

「成長すれば丸くなりますよ」
「気にしすぎですよ」

というものでした。

それでも私自身はどうしても気になってしまい、

「このまま大人になったらどうしよう」
「私のせいでこうなってしまったのではないか」

と本当に悩んでいました。

ヘルメット治療を行う病院にも相談しましたが、「重症ではないため対象外」と言われてしまい、当時はまさに八方塞がりの状態でした。

そんな中、夜な夜なSNSやインターネットで情報を探し続けていた時に出会ったのが「ベイビーヘッドケア」でした。

最初は半信半疑でしたが、実際にケアを続ける中で少しずつ変化を感じることができました。

そして、

「私にもできるかもしれない」
「同じように悩んでいる親御さんの力になりたい」

と思うようになり、資格取得を決意しました。

「自分のせいで歪ませてしまった」と悩む親御さんも

輪違
実際にはどのようなお悩みを持った方が来られるのでしょうか?

 

三橋
多いご相談としては、

・頭の左右差が気になる
・絶壁が気になる
・向き癖がある
・ヘルメット治療をするべきか悩んでいる

といったものです。

また、「どこに相談していいかわからなかった」という方も非常に多いですね。

中には、

「自分のせいで頭を歪ませてしまった」
「頭の形が気になって外出するのも辛い」

と、自責の念や不安を抱えて来られる方もいらっしゃいます。

ただ、頭の歪みについては妊娠中や出産後に詳しく教わる機会がほとんどありません。

向き癖や反り返りなど、日常生活の中で自然に起こることも多いため、お母さんやお父さんのせいではないんです。

だからこそ私は、頭の形だけではなく、親御さんの気持ちにも寄り添いながら伴走することを大切にしています。

ケアを卒業される頃には、お子さんだけでなく親御さんの表情も明るくなっていて、その姿を見るたびにこの仕事のやりがいを感じています。

泣かせない、無理をさせないケア

輪違
ベイビーヘッドケアではどのようなケアを行っているのでしょうか?

 

三橋
ベイビーヘッドケアでは、頭蓋骨や筋肉の状態を解剖学的に触知しながらケアを行っています。

また、頭の歪みは単純に頭だけの問題ではなく、向き癖や反り返りなど身体全体の使い方と深く関係していることが少なくありません。

理学療法士として、姿勢や筋緊張、身体の使い方まで含めて評価できることは私の強みだと思っています。

そして何より大切にしているのは、

「泣かせながらやらないケア」

です。

赤ちゃんに負担をかけず、楽しく、安心して受けられることを第一に考えています。

開始時期としては、生後1か月頃から、遅くとも生後10か月頃までのスタートがおすすめです。

また、頭のケアだけでなく、

・向き癖への対応
・反り返りへのアプローチ
・抱っこの仕方
・寝かせ方の工夫
・自宅環境の調整

など、ご家庭で実践できる方法もお伝えしています。

頭の形は見た目だけの問題ではない

輪違
頭の形ケアはどのようなことにつながるのでしょうか?

 

三橋
頭の形というと、「見た目だけの問題」と思われることがあります。

もちろん見た目も大切ですが、それだけではありません。

頭蓋骨の歪みは、

・顔面の左右差
・顎関節
・歯並び
・背骨
・骨盤

など、全身との関連が指摘されることもあります。

そのため、見た目だけでなく将来を見据えた視点で考えることが大切だと思っています。

また、頭の形ケアは一度で劇的に変わるものではありません。

ダイエットや筋力トレーニングと同じように、日々の積み重ねが重要です。

ヘルメット治療であっても長期間の継続が必要ですから、徒手的なケアも継続が欠かせません。

私たちはその継続を支えながら、頭の形だけでなく赤ちゃんの未来につながる時間を一緒に作っていきたいと考えています。

「一人で悩まず、まずは相談してほしい」

輪違
最後に、この仕事への想いと読者の皆さまへメッセージをお願いします。

 

三橋
私はこの活動を通じて、日本の未来を少しでも明るくしたいと思っています。

乳児期から適切に関わることで、将来的な骨格不良や身体の不調を予防できる可能性があると考えています。

また、頭の形ケアにはベイビーヘッドケアだけでなく、ヘルメット治療という選択肢もあります。

SNSや講座、個別相談会などを通じて、親御さんが正しい情報を知り、ご家庭に合った選択ができるようサポートしていきたいと思っています。

赤ちゃんの頭は月齢が低いほど変化しやすいです。

だからこそ、

「もっと早く知っていれば…」

と後悔する前に、一人で抱え込まず、まずは専門家へ相談していただきたいと思います。

親御さんの不安が少しでも軽くなり、赤ちゃんの健やかな成長につながるお手伝いができれば嬉しいです。

編集後記

赤ちゃんの頭の形について悩みながらも、「どこに相談すればいいかわからない」と不安を抱える保護者の方は少なくありません。

今回お話を伺った三橋友海さんは、ご自身も同じ悩みを経験した当事者だからこそ、親御さんの気持ちに深く寄り添いながらサポートを続けています。

頭の形だけでなく、赤ちゃんの健やかな発達やご家族の安心にもつながるベイビーヘッドケア。

「もっと早く知っていれば」と後悔する方が一人でも減るように、まずは正しい情報を知り、必要に応じて専門家へ相談してみてはいかがでしょうか。

ベイビーヘッドケア千葉
千葉県千葉市中央区仁戸名町480-5
理学療法士 三橋 友海

HP:https://3lag7.hp.peraichi.com/coaching

「もっと早く知っていれば」をなくしたい 理学療法士が取り組む“赤ちゃんの頭の形ケア”とは

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