股関節OAの運動療法、痛み・機能の改善はわずか コクラン12年ぶり更新

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変形性股関節症に対する運動療法は、痛みと身体機能をわずかに改善するものの、その差は臨床的に意味があるとは考えにくい。国際的な文献レビュー組織コクランが、18試験1368人をまとめた更新版のレビューで報告した。2014年以来12年ぶりの改訂で、公開は23日付。何と比べるかによって効果の見え方が変わることも、あわせて示された論点。

 

レビューは2009年に初版が出て、2014年に一度更新されている。今回は2013年2月から2025年2月5日までに公開された研究を検索した。検証対象は陸上での運動療法で、周術期のプログラムや振動療法などは除外している。

 

比較は3種類に分かれる。運動療法と注意対照・プラセボ、運動療法と無治療・通常ケア、併用している治療に運動療法を上乗せした場合とその治療だけの場合だ。効果は0〜100点に換算した平均差で示され、痛みと身体機能は負の値が改善を意味する。

 

無治療や通常ケアと比べた場合、痛みは平均差 -7.19点(95%信頼区間 -10.70〜-3.68、確実性は中)だった。身体機能は -8.79点(同 -12.00〜-5.41、中)。統合したのは9試験449人と447人だ。

 

レビューはこの改善について、臨床的に意味のある差とは考えにくいと明記している。一般向け要約は、意味のある差の目安を痛み12点、身体機能13点としており、観察された7.2点と8.8点はこれを下回る。

 

生活の質は平均差2.31点(6試験279人、中)で、ほとんど差がなかった。

 

注意対照やプラセボと比べた場合は、痛みに明確な差がみられず、身体機能がわずかに改善した(2試験123人、確実性はいずれも低)。

 

併用している治療に運動療法を足した比較では、痛み、身体機能、生活の質のいずれもほとんど差が出なかった(いずれも確実性は中

股関節OAの運動療法、痛み・機能の改善はわずか コクラン12年ぶり更新

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