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理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)のためのマナー講座 第3回

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単語ひとつにしても、相手の人生歴や生活歴を意識し配慮する

現場で患者さん相手に飛び交う単語。意識したことはありますか?

いや、言葉の丁寧さとかではありません。

その単語は、相手の理解しやすいものですか?ということです。

例えばこんなことありませんか?

--90歳を越える超高齢者の歩行訓練で、スタート!やストップ!という言葉を当たり前に使っていること--

結果、伝わっておらず何回も「○○さん!ストップ!ストップ!」と大声でいいながら、手で動作を止めてしまうこと。

それに対するアセスメントを、難聴や認知症で片づけていること。スタートやストップが、日常で使われる単語であり、通じて当たり前と思っているのは、私たちの世代の常識かもしれませんよ、ということです。

他にもこんな事例があります。

--あまり運動習慣がない女性高齢者に「腹筋しましょうか」と伝えたら、お尻上げを始めた--

--都市部から、地方に就職した新人が高齢者に「あんた、何で来たの?」と問われ「JRです!」と答え、高齢者が「は?」となってしまった--

これは、一部のことなのでしょうか?まれな事例でしょうか?

そんな事は、物事の本質ではありません。

相手の人生歴、生活歴を理解するように心がけることが重要であり、それに配慮できるか?ということです。

私は、地方におりますので、現地の方言や”なまり”で患者さんに語りかけることも、しばしばあります。

これが、かしこまった言葉であったら、患者さんたちが距離感を感じてしまう。という地域特性に配慮したものです。※ここらへんは病院やトップの方針にもよります。

どうすれば、相手とのコミュニケーションが円滑にとれるのか?

時代や言葉の違いをすり合わせて、相手の人生を尊重した声掛けをしたいものです。

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        *セラピストのためのマナー講座 目次

 

 

文責

POST編集部(国家試験対策責任者):野田卓也RPT

理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)のためのマナー講座 第3回

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