リアラインコンセプトとの出会い
私はこれまで約30年にわたり、整形外科病院のリハビリテーションに携わって、様々な患者さんやスポーツ選手(特にスキージャンプ選手や野球選手)の治療やサポートを実践してきました。
また、いろいろな研修会等で知識や技術を高めていたつもりでしたが、時に難渋するケースに出会い、悩むこともしばしばありました。
その中でリアラインコンセプトに出会い、その考え方に基づいた治療を実践していくうちに、自分が悩んでいたことが少しずつ解決できるようになりました。
身体の悩みが解決できることを実体験してもらいたい
医療機関に行っても原因がわからず、長期にわたり路頭に迷う患者様やスポーツ選手がたくさんいるということを一般の人たちに認識してもらうためには、後遺症で悩んでいる人や長期間主訴が解決できない人、健康維持を希望する人に対して、それぞれに対する悩みが解決できることを実体験してもらうしかないと思っています。
これらを実践する手段して、身体の歪みに着目してその歪みをいろいろな方法で整え、再びもとに戻らないようにしていく考え方リアラインコンセプトが一番良い方法だと考え、認定トレーナーの資格を取得しようと考えました。
GLAB製品の実際の使用例
スキージャンプ選手に対してバランスシューズ(膝関節用、足関節用)を使用しています。
目的は、
①助走姿勢の安定
②踏切動作の前段階の姿勢の確保
③空中でのスキー操作の安定化
以上の3つの動作を改善するためです。
①は荷重下で下腿内旋位を保つことによりスキー板の真ん中に乗れること、②は母指球荷重ができるようになることでスキーが体よりも先に行かない姿勢を維持できること、③は距骨下関節での回内ができることでスキー板を良いポジションに維持できることがパフォーマンスを変える理由と考えています。
選手からは、助走スピードが上がり、踏切のタイミングが遅れなくなり、スキー操作が楽になったと報告していただいています。
リアライン認定トレーナー募集!
関節疾病予防学とは「身体のゆがみ」の解消をテーマとし、生理学・姿勢学・バイオメカニクスを起源とした運動療法としての関節学の新領域の研究です。
前田 克史先生 経歴
学歴及び職歴
昭和61年3月 札幌医科大学衛生短期大学部卒業(第1期生)
同年4月 札幌南整形外科病院 リハビリテーション科勤務
平成3年3月 北海学園大学 経済学部 経営学科卒業
平成7年 松田整形外科記念病院 リハビリテーション科勤務
平成8年 日本体育協会アスレティックトレーナー取得
平成28年4月 日本健康予防医学会認定 level2 リアラインインストラクター取得
主な活動
平成4年~平成19年 全日本スキー連盟ジャンプトレーナー
平成5年~平成20年 北海高校野球部
平成9年~平成20年 JR北海道野球部
平成7年~平成19年 スキージャンプワールドカップ 帯同
平成10年 スキージャンプチーム長野オリンピック帯同
平成10年~平成12年 コンサドーレ札幌
平成10年~平成16年 北海道体育協会 スポーツ相談員
平成元年~現在 北海道マラソン救護班
平成23年~北海道少年野球肘検診活動
【リアライン・コンセプト認定トレーナー】
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