パーキンソン病患者の声 - 神奈川県川崎市で活動する「チームパーキンソン」report -

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今回、神奈川県川崎市中原区にて活動する当事者会「チームパーキンソン」を取材させていただいた。

 

「チームパーキンソン」は、毎月一回、何でも言いたい事をいい、悩みを話し、フリートークを主体とした全員参加型ミーティングを行っている。

 

 

テーマは自由。

 

 

同じ悩みを抱えた人達の前だからこそ話せる事、聞いてもらうだけでも癒やされる事、自分ひとりでは、感じなかった事、見えなかった事などが、見えるようになるための手助け、閉じこもり症候群に陥るのを防ぐための活動をしている。

 

 

また、他団体や市民との交流も持ちながら、次の世代の仲間に引継ぎ、社会から必要とされるチームになることを目指している。

 

 

リハビリ職種に対して伝えたいことはありますか?

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■手を上に上げるこの姿勢が、私にとってはすごい気持ちいいです。猫背も治るし、肩が開く感じがします。

 

 

■私は、道で歩いているときに腰が痛くなってきたりすると、自販機の上にぶらさがったり、手すりにぶら下がったりします。工夫しないと歩けない。

 

 

■進行性の難病なんだけど、症状が進んできたときこそ、こういう会に出てくることが精神的にも大事だと思うんだけど、中々来るのが金銭的に今はシビアだなと思います。在宅支援というかリフト付きの車や、タクシー代わりのものが安くなるといいなーと思うんですよね。家が近くであればヘルパーさん付き添いで来れたりするが、地域が違ったり離れているとそれもできない。

 

 

■介護保険を使ってパワーリハビリをやっているが、やっていて役に立っている自覚がない。他の違ういいものはないのかと思っても、ケアマネージャーさんが知識不足だから、提案ももらえない。人によって効果が違うから、選択肢を持った対応をしてほしいですね。

 

 

■バリアフリーっていう言葉がありますけど、車椅子とか手押し車を持っているだけで、やっぱり差別は受けます。タクシーなんて2回に1回くらい嫌な思いをしました。舌打ちをされたり運転が荒くなったり。

 

 

なぜ、チームパーキンソンを立ち上げた?

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自分が望むチームがなかったからですね。

 

 

地域ごとに年配の方が集まったりする会に、僕も参加させてもらったんだけど、お遊戯みたいな体操をしたりカラオケをしたり、自分自身が満足のいく会ではなかったんです。ないのであれば作っちゃえということで、この会を立ち上げました。

 

 

ようはジェネレーションギャップってあるんですよね、歌の好みも違うし、若い人がいるところは少ないですよね。

 

 

紹介MOVIE

 

 

宣伝

 

今年度、チーム・パーキンソンは、川崎市社会福祉協議会福祉基金助成金を活用して、パーキンソン病の方々のリハビリを支援する運動教室を(PD cafe in 武蔵小杉)川崎市生涯学習プラザ203活動室で開催致します。

http://www.kpal.or.jp/9_annaizu/911_zaidan_plaza_annai.html

パーキンソン病の利用者様がいらっしゃいましたら、是非お声がけ下さい。

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