Aging and Chronic Diseases by Lesley Wassef-Birosik, PhD:

 

(訳：Kenji Iwata）

 

多発性硬化症(Multiple sclerosis:MS)は、代表的な自己免疫／炎症性疾患である。

 

臨床的な特徴として、疲労，運動麻痺，痙縮，歩行能力低下,バランス能力低下が挙げられる。

 

多くの研究が、MS患者に対する持久力トレーニングとレジスタンストレーニングの併用の利点を報告している。

 

本研究では、集団運動がMS患者の歩行能力，疲労，生活の質(Quality of Life:QOL)に及ぼす影響を明らかにする。

 

MS患者はコントロール群と集団運動(GE)群に分類された。

 

GE群は１週間あたり3つの運動セッション(60分)を12週間参加した。

 

集団運動プログラムは理学療法士によって作成され、柔軟性，下肢筋力強化，バランス運動が含まれた。

 

姿勢安定性評価としてBerg Balance Scale(BBS)，歩行評価として10メートル歩行テストを使用した。

 

また、痙縮，疲労，QOLも評価した。

 

GE群はバランスと歩行能力において、コントロール群と比較し・・・

 

>From: Tarakci et al., Clin Rehabil (2013) (Epub ahead of print). All rights reserved to Sage Publications.

 

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