歯の欠損は歩行速度にも関係する!?

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今回は、歯の欠損と歩行速度に関する研究のご紹介。

 

米国老人学会のジャーナルに掲載された研究では、イギリスにて60歳以上の高齢者3,166人を10年間にわたって追跡調査をして、記憶と歩行速度のテストでのパフォーマンスを比較した。

 

結果は、自分の歯を持たない人々が、記憶と歩行速度の両方のテストにおいて、歯を持つ人々よりも約10%悪化したことを示した。

 

(出典:Tooth loss linked to slowing mind and body


70歳代後半には平均10本以下にまで減少すると言われており、また総入れ歯を装着した人の咀嚼能率は35.9%というデータもある。

 

歯が欠損することで固い食べものが摂取しにくくなり、食欲減退から低栄養にも繋がってくる。

 

原因がなんであれ、今後の生活の質に大きく影響を及ぼす。

 

高齢者に関わる理学療法士・作業療法士であれば、口腔内の評価も怠らず、歯の欠損を未然に予防していく活動も必要なのではないか。

 

合わせて読みたい

 

* 【インタビュー】理学療法士免許を持つ歯科医師の顎関節の診方

 

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