この技術を用いて、痛み、障害を引き起こしている原因因子への対策によりマルアライメントを矯正します。ISR®の対象組織となる筋間、組織間には下の写真のような疎性結合組織でつながっています。それが密になり、滑走性が低下した組織間にアプローチしていきます。
この治療技術の伝達セミナーを「ISR®」として全三回の日程で行っています。ISR®の目的は、以下の通りです。少人数制で確実に技術を伝達し、臨床ですぐに使えるとして、好評を頂いております。
- リアライン・コンセプト®の治療技術(各論)の一つとしてISR®の役割を理解する。
- ISR®の対象となる組織について理解する。
- ISR®の初級レベルの技術を習得する。
症例紹介
40代、男性
慢性的なアキレス腱炎を繰り返すランナー
◆評価
現在炎症所見なし
一般的な評価背屈可動域5°
アキレス腱周囲の滑走不全著名
アライメント評価:距骨はまり込み(後方移動)の低下、立方骨の落ち込み
◆問題点
アキレス腱周囲の滑走不全に伴う、距骨はまり込みの低下による背屈可動域制限
目標・治療プログラム
◆目標
距骨後方移動量の向上
背屈可動域の向上
◆治療プログラム
アキレス腱上皮膚、アキレス腱、長母趾屈筋、長趾屈筋、後脛骨筋、屈筋支帯、腓腹筋、ヒラメ筋、長腓骨筋の組織間リリース
経過・考察
◆経過
計5回の長時間の治療にて、背屈時の疼痛軽減、可動域向上
ハーフマラソンへの参加
◆考察
比較的経過が長く、アキレス腱炎を繰り返す症例であり、頑固な滑走不全が見られた。このような症例に対し、ストレッチ、道具を用いたマッサージでは改善の余地はなく、一つ一つの組織間を丁寧にはがす治療が必要になる。ISR®はアライメント矯正、組織間の滑走性の改善を可能とします。
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