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高齢者施設で多い、家族からのクレームは?

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放っておいても命には関わらないため軽視されがちな「水虫」。

 

しかし、入所後に水虫に感染したと家族からクレームを受けることは意外に多い。

 

水虫は白癬菌というカビ菌が感染することに生じる感染症で、感染者の皮膚のカケラなどに白癬菌が、ほぼ100%白癬菌がおり伝染していくリスクも高い。

 

文京学院大学の藤谷教授によると、65歳以上の高齢者では半数以上が菌の保有者だったそうだ。

菌の保有者は64歳以下の一般成人で9%、65歳以上の高齢者では55%と、高齢者で多かったそうだ。10歳代の人に比べ、65歳以上の高齢者では、菌の保有率が20.44倍とかなり高かった。また、男性に比べ、女性の菌の保有リスクは0.48倍と、男性で高い傾向だった。

参考:ヨミドクター

 

また、同教授によると薬が効きにくい「薬剤低感受性株」と呼ばれるタイプの白癬菌もいるそうだ。

 

水洗いや清拭を行い、清潔を保つようなケアを行うことで予防することができる。

 

特に療法士は、他職種と比べ高齢者の身体に多く触れる職業であり、日頃より観察しておく必要がある。

 

くれぐれも媒介者とならないように、リハビリ介入時や介入後などの感染対策を怠ってはいけない。

 

高齢者施設で多い、家族からのクレームは?

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