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理学療法学科学生の挑戦|五輪に向け車いす利用者と道路障害を調査

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2020年の開催が待ち遠しい東京オリンピック・パラリンピック。

 

そんな中、岩崎学園横浜リハビリテーション専門学校(横浜市戸塚区)理学療法学科の学生が車いす利用者とともに、セーリング会場になる江の島ヨットハーバーから小田急片瀬江ノ島駅まで約1キロ、車いす使用者にはどのような障害があるのかを調査したとのニュースが紹介された。

 

2020年東京五輪のセーリング会場となる江の島(藤沢市)で、理学療法士を目指す専門学校生たちが、障害者の通行の妨げとなる箇所を調査した。(中略)調査のきっかけについて、石渡玲さん(21)は「多くの人が集まる東京五輪会場に、障害を持った人が自由に行けるのかを知りたかった」と話す。

詳細を読む(引用元):毎日新聞

 

調査の結果、意外な箇所が問題になっていることが明らかとなった。

よく目にする歩道沿いの植木。

これも車いす使用者にとっては障害となる。車いす利用者は目線が低い為、横断歩道などを渡る際に植木によって車が見えず、渡るタイミングがつかめないようだ。

その他に、車止めのポールの幅が通れない、タイルの破損や隆起は振動になる、トイレのドア幅が狭いなど、58か所もの問題を見つけた。これらは市や県の担当者に伝えられ、すでに改善もされた箇所もある。

また、声掛けや少しの気遣いだけでも問題は解消されるようで、調査した4人は今後も身近な気遣いを広めていきたいと語る。

 

 

話は変わるが、2017年6月第307号のJPTAニュースの中で

せっかく理学療法士としての専門知識を身に付けても、肝心な「理学療法士として“何を”すべきなのか」が見えにくい時代なのかもしれませんね。

と半田会長は語っている。

我々、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は“身体のスペシャリスト”。

今の理学療法士界は、知識・技術の一面を重視し過ぎているように感じる。

有資格者の我々も “何を”すべきなのか考え、学生に「療法士を目指して良かった」と思われるような存在になっていきたい。

理学療法学科学生の挑戦|五輪に向け車いす利用者と道路障害を調査

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