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本当の車椅子の使い方! ~訪問リハビリでの活用~

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OT K藤:私は回復期病院で4年勤務し、現在訪問看護ステーションに4年勤務しています。訪問リハビリで感じるのは、「車椅子なら外出できるのに、外出に対して消極的な方が多い」といった印象を受けました。

 

利用者に話を聞くと、日本人の特性なのか、見た目や周囲からの視線を気にしているケースが多くあります。

 

今まで私は、比較的日本はバリアフリー化(ハード面)が進んでいる国だと思っていたので、歩行が難しくても車椅子であれば比較的外出できるチャンスはあるのではないかと感じていました。

 

感じていたのです、が・・・

 

<世界と比較し日本のバリアフリー化は?>

実は、ヨーロッパ圏では、アジアと比較にならないくらい福祉の進んでいる国が多く、なかでも欧米諸国やオーストラリア、ニュージーランドなどは特に障がい者向けの設備が整えられています。

 

機能やデザインに工夫を凝らした高性能の車椅子がつくられており、障がい者スポーツが盛んなこともさまざまな福祉機器の製造に繋がっています。

 

一方でイタリアやフランスなどは、私自身も旅行で行ったことがあり、古い町並みを大切にするという考えが強いためか、石畳みの道路や入り口が狭く階段のある建物も多く車椅子での走行は大変だろうという印象でした。

 

<日本のバリアフリーの現状>

 バリアフリー新法(国土交通省)

高齢者や障害者が気軽に移動できるよう、階段や段差を解消することを目指した法律で、正式名称は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」。

駅や空港、バスといった公共交通機関を対象にした「交通バリアフリー法」と、大規模なビルやホテル、飲食店などを対象にした「ハートビル法」を統合して内容を拡充したもので、2006施行された。

新法の最大のポイントは、計画策定段階から、高齢者や障害者の参加を求め、意見を反映させる点だ。

市町村は、高齢者や障害者がよく利用する地域を「重点整備地区」に指定して基本構想をまとめ、構想に基づいて交通機関や道路管理者、建築物の責任者らが一体となってバリアフリー化を進める。例えば、駅から駅ビルを経由し、バスに乗って市役所などに向かうといったルートを想定し、電車や駅、駅ビルやバス停、歩道、市役所の内部に至るまで、階段や段差をなくすよう検討を進める。

 

地域によって差がありますが、日本は様々な環境整備が進んできています。また、2020年のオリンピックに向けてさらに環境が整備されることが予想されます。

 

サービス面でも移ガイドヘルパートラベルヘルパー、地域によってはボランティアのサービスなどが挙げられます。

 

というように現在の日本では車椅子で外に出かけられるチャンスは多いと思います。

 

<新型車椅子で外出可能に!>

私の担当していた利用者の場合も在宅で引きこもりがちであった方が車椅子を変更し、外出に向けて前向きになった方の車椅子を紹介します。

 

四肢麻痺(脊髄損傷C5~C6)のある利用者で、介入時点では受傷から4~5年経過。

日常生活では食事以外は全介助、生活範囲も受診以外はほぼ自宅で過ごしている。

 

ケアマネージャー(以下CM)からはデイサービスを利用し活動量の向上と交流の機会を提案するも、利用者は比較的若く高齢者の中に入ることに対して抵抗が強い。また、外出することに対して提案をするも「俺の気持ちが分からないから簡単に言う」と声を荒げる様子もあるとCMから報告を受ける。

 

そこでリハビリ介入時に同じ疾患を持った利用者の例を挙げながら新しい車椅子に関して紹介してみると思いのほか反応が良く、レンタルする事に…

 

その車椅子が・・・・

 

ウィル(WHILL)

Photo:https://whill.jp/features

 

近年TVでも取り上げられている車椅子でスマートフォンでも操作ができ、さらには4WDで不整地や5cm程度の段差なら昇降可能。見た目も近代的でカッコイイ。利用者も興味を示しレンタルする運びとなる。

 

その後、リハビリ以外の日もご自身で試乗したりする様子が見られています。現状、頻度としてはまだまだ少ないですが、きっかけとして前向きな反応が得られました。

 

まとめ

訪問リハビリで関わりながら感じることは、機能回復を望む利用者は多いと思いますが、私たちリハビリ職が関わる中で、機能回復だけでなく様々な情報にアンテナを張り、さまざまな角度からの介入することで思わぬ変化が得られることがあると思います。

 

そこが訪問リハビリでの専門職としての腕の見せどころであり、やりがいのあるところだと思います。

 

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