移動中にカルテ記入 iPhoneアプリで時間短縮

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社会医療法人石川記念会が運営するHITO病院(愛媛県四国中央市)では、音声認識ソフトのアドバンスト・メディアが働き方改革に寄与する音声記録システム「AmiVoice iNote」を導入している。

▶ iPhoneでカルテ記入 HITO病院、移動中に音声入力

 

専用のアプリを起動し、マイクに向かって患者の状態やケアの内容など入力したい情報を入力。文字データを確認し問題なければ電子カルテへ送信する。情報は院内の事務担当の代行入力者がパソコンで確認し、誤変換の修正などをする。これを理学療法士らが再び確認し、電子カルテへの記載が完了するシステムだ。

療法士は病院内でiPhoneを常に携帯し音声入力にてカルテを打つ為、リハ室に戻らなくても次の患者の部屋へ移動しながら廊下や階段でカルテを入力することが出来る。また、パソコン1台を何人かで共有し、打ち終わるまで待っているといった煩わしさも無くなる。

実際こちらの病院でも、3人で1台のパソコンを共有し、作業時間が重複するなどの問題があった。しかし、導入後は、入力にかかる時間を一人平均で1日10分削減する効果があった。1日27分だった入力時間が4分にまで削減できた人も居るそうだ。

画像を貼り付けることができるなど、従来の文章だけでは伝えきれなかった事も伝えることが出来るようになっていたり、スタッフ間のみのSNS機能も有していて、より詳細でタイムリーな情報の共有が出来るようにもなっている。

迅速な対応や多くの医療スタッフとの情報共有は、最善の医療を提供するために必要不可欠だ。手書きのカルテ時代は終わりつつあるだろう。

移動中にカルテ記入 iPhoneアプリで時間短縮

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