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心リハ 遠隔リハビリシステム開発

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大阪大学発ベンチャーのリモハブは、同社が手掛ける「遠隔管理型心臓リハビリシステム」の事業化を加速する考えを明らかにした。

▶ 「遠隔心臓リハビリ」、リモハブが事業化加速へ

 

このシステムでは、医療施設とクラウド経由し、患者とリアルタイムで双方向に通信が出来る。病院側の管理アプリを通して複数の心疾患患者が自宅にいながら、医師の管理下のもと心臓リハビリを受けられる仕組みだ。

 

心疾患に対する運動療法には、様々なエビデンスが得られている。効果的な運動療法を行う事で運動耐容能が改善され、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患においては心筋灌流を改善して、心筋虚血閾値の上昇をさせる。

 

また、慢性心不全においては運動時の骨格筋血流増加反応が不良であり、この機序の一つに血管内皮機能障害が挙げられるが、運動療法により血管内皮機能の改善がみられている。

 

しかし、運動の頻度として医療従事者の指導のもと、30分以上の有酸素運動を週3日以上行うことが望ましいとされている。その為、通院回数が多くなり、継続することが困難となるケースが多いという問題があった。そこで医療従事者の指導を受けながら、自宅でリハビリを受けられる遠隔管理型リハビリシステムの開発に乗り出したという。

 

米国の整形外科学会では、人工膝関節置換術後のリハビリテーションで、遠隔リハビリテーションで指導を受けた患者と対面で理学療法を受けた患者に同等の成果が見られたとの予備的研究の結果が紹介されていたりと、療法士が直接リハビリを行わない形が普及しつつあると言えるだろう。

心リハ 遠隔リハビリシステム開発

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