理学療法士が【車椅子】で池袋の街を歩いてみた|WheeLogを使ってみて

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こんにちは!理学療法士の杉山葵です。
 
 
ふつふつと将来何をしようかと悩んだまま毎日が過ぎていき悩んでいるそんな理学療法士です。同じように悩んでいる方も多いのではと勝手に思っている自分ですが、今回ひょんなことから「WheeLog!」を使った車椅子街歩きイベントに参加することになりました。
 
 
 
  WheeLog!とは 

・車椅子が通れる道や使えるトイレ、エレベーター、段差の有無などバリアフリーな場所がわかるバリアフリーマップアプリ

・自分の通った道がそのままアプリに反映されるから、そのあとにそこを通ろうとしている車椅子ユーザーは通ることができるという希望ができる

・知らない土地に行くときも、バリアフリーな場所やバリアな場所がわかる

・自分が気づいたバリアやバリアフリーな場所を投稿して、他の車椅子ユーザーの希望を作ることができる

 

今まで僕は学生の頃に学校で車椅子を使用することはありましたが、街に出て使うということはやったことがありませんでした。
本当に多くの衝撃や感動があり、ぜひみなさんとシェアし、今回のイベントを通しての気づきや悔しかったことや、感動したこと、
また学んだことを一理学療法士である自分が赤裸々に書かせていただきます。

 

理学療法士が車椅子ユーザーの方々と池袋の街を歩いてみて。

AM 10:00〜   まず、会場は池袋から少し離れた帝京平成大学キャンパスへ集合

街歩きイベントと聞いていると、福祉関係や医療関係の方々が非常に多いイメージだったんですが、本当に様々な方々が来ていてびっくりしました!

特に集合場所まで少し駅から遠いにも関わらず、車椅子ユーザーの方々が非常に多かったことが印象的でした。

 

 AM 10:30〜 イベントの説明やWheeLog!アプリの使い方を教えてもらいます。

 

この写真ではみなさんガチガチに緊張されています。だって初対面の人ばかりですし、僕もガチガチでした。笑

 

国土交通省とのイベントということだったので、めちゃくちゃ固いイメージでしたが、ここでも僕の持っていたイメージはひっくり返されました。

長髪のイケイケな雰囲気を漂わせているジョンソンいう方が、序盤からお笑いエンジン全開の司会をされ、

初対面でまだ表情が固い僕らの緊張感が和らぎました。自然と隣の方々との会話も生まれてきます。

 

 

AM 11:00〜  グループに別れてミッションをクリアしながら、街歩きを行なっていきます

それぞれのグループに分かれて6〜7人でグループを組みます。初めから席が決まっていたので、自己紹介しつつ、グループごとのミッションを確認していきます。

 

このイベントではミッションのクリアを目指しながら、車椅子での街歩きをしていくそうです。

 

ミッションにはそれぞれ得点があり、達成していくことで得点を稼いでいきます。

 

そうして他のグループと競争し、一番得点が高いグループが賞を頂けます。(豪華商品があります)

 

こうしてどのミッションにいくのかをグループ内で相談し、僕たちは高得点を狙い、

「サンシャイン池袋へ行く」

「西武百貨店の屋上で写真を撮る」を目指すことにしました! 

 

AM 11:30〜 出発 

いざ出発です。

僕は学生の頃に一度だけ学校内で車椅子体験をしましたが、街歩きを車椅子で歩くという体験は初めてでした。

そして間も無く

早速車椅子で街を歩いた第一印象は怖いでした。

 

道が斜めになっているので車椅子が傾いたり、凸凹のある道では車椅子に対して衝撃が体に直接伝わる感じなど、なかなかあまり気づきがなかった体験をしました。

 

あとは日曜日ということもあり、人が多いためか少し歩道の道幅を使うため、が引ける気持ちが芽生えたことも正直な思いです。

 

 

そしてこれが車椅子に乗っている状態での目線です。非常に道が斜めで怖いのがわかるかと思います。

 

  

そしてここからは車椅子ユーザの方に教えてもらった”気づき”などを場所別にお伝えしていきまーす!!

 

 

”車椅子を使うとは” 車椅子ユーザーの方に教えて頂いたこと  

 AM 12:00〜   トイレ・施設内設備編

まずは集合場所から一番遠い西武百貨店の屋上から攻めていきます。

 

道がわからない僕達でしたが、以前から池袋に住まわれていた車椅子ユーザーのYさんのおかげでかなりスイスイ百貨店へ着くことができました。

 

 

そして屋上で写真を撮影し、まずはミッション一つ目クリアです。

 

また他にもサブミッションはいくつかあり、”車椅子トイレやバリアフリー・バリアな所の写真や詳細をアプリに投稿する”というものがあったので、

 

早速投稿です。

 

 

施設内のトイレでは多目的トイレでも洗浄ボタンが遠くて押せないことがあるなど新発見なことがありました。

 

また他にもベッドがあるのか、方向転換するスペースがあるのか、オストメイトはあるのかなど多目的トイレでも施設により設備が違うため使い勝手も違うようです。

 

ただこのように施設に多目的トイレがあることは非常に助かります。無ければトイレにいけないわけですから。

 

 

施設内では人混みに紛れて移動していきます。エレベーターも二つの車椅子が乗ると結構パンパンで、ちょっと人の目が気にもなりました。

 

 

けど、みなさん親切でドアを開けてくれたりと、優しさを感じる場面が多々ありました。

 

  

そして施設内の大きな道ですが、非常に怖かったです。

 

 

僕は直線で降りて行ってしまったので、手でタイヤをブレーキをかけながら降りていくので、摩擦でめちゃくちゃ熱くなってしまいました。

 

その時にまた教えてもらったのが、蛇行しながら坂道は降りると楽だということ。本当に楽さが全然違いました。やっぱりユーザーの気づきって凄いです!!

 

使っているからこそ色々な部分に気づきがあるんですね。

やってみないとわからないってこういうことなんだともしみじみ感じていました。

ぜひ、今後車椅子に乗る機会がある人には教えてあげたい。

 

あとは歩いている人と一緒に移動していると、どうしても手漕ぎでのスピードでは追いつけないので、置いていかれると非常に寂しい気持ちになりました。

 

写真は、携帯いじりながらちょっと孤独感を感じている私です。

 

公共交通利用編   初めての電車

そしてそして、とうとうめちゃくちゃ緊張しました電車です!!非常に緊張します。

 

まず切符を購入しようと思いました。

 

いや、、、今は非常に便利な物があります。suicaですね。これはめちゃくちゃ画期的な商品だと改めて感じました。

 

 

ここでsuicaがあると非常に楽です。 切符を購入するのは購入口まで行くのが非常に面倒ですし、ボタンの位置が上にあると届かないので駅員さんに頼まなければなりません。

 

それらを解消してくれるこのsuicaは非常にありがたい。

 

駅員さんに事前に降りる駅を伝えておくと、乗る時と降りる時には駅員さんが電車への乗り降りを手伝ってくれます。

これも非常にありがたい。

 

ではとうとう乗車です

とその前に、実は今回は人が多かったので一つ電車を見送りました。

そう実は車椅子が乗るとなると、人が多い時間は乗るのが困難となるので自分の乗りたかった時間の電車に乗れない可能性があるんです。

 

 

 

つまりは予定時刻よりも早めに設定して電車に乗ろうとしないと、到着時間が遅れてしまう場合が結構あるそうです。

車椅子用のスペースがもっと増えたらいいなー。国土交通省の方々よろしくお願いしまーーーーーーーーーーす!!

 

そして・・・

 

初めての電車への乗り降り。緊張です。なんとかできました。

 

 

ただその達成感ばかりで、ブレーキを忘れていて出発後すぐに車輪が動いてしまい、危うく危ないところでした笑。

 

 

 

 

降車し、出口を探します。

ない。。。そう実はここでもですが、地上の出口へ出るためにはエレベーターが限られているため、

例えばA1の出口に出たくても、エレベーターが無ければ、エレベーターのあるA5の出口から出ないといけないという自体にもなるのです。

少しこのせいで迷ってしまいます。

 

いやー、ここの公共交通機関は僕の中ではショッキングなことが多かったです。てか手が筋肉痛ですね。遠いんです。一つ一つが。

 

 

 

その後サンシャイン池袋に着いたので、みんなで記念写真!!

 

 ③AM14:00〜レストラン編

さあやっと昼ごはんへきました!お腹すいたー!

 

僕たちのグループはもうミッションを決めるあたりから決めていたトンカツ屋さんへGO!!

 

美味しいとの評判でワクワクです。

 

 

が、、、しかしです。

店の前にくるとこの状況・・・

 

 

 

段差がきつい+エレベーターが横に広く狭い。

 

無念・・・

 

理学療法士である私の判断もあり、ここは断念しました。

 

ということで、他の場所に韓国料理屋さんがあり、ここへ!

 

なんとか店員さんに交渉して入れて頂きました。

 

そもそもですが、店内に入ってもテーブルや椅子が固定の物が多い、またどけるとができない所は、車椅子スペースが確保できないので

入ること自体が難しいことがありそうです。

 

 

 

椅子もどけてくれてなんとか入っていく私たち。

この時点で14時30分。実は集合時間は15:00

 

このイベントは集合時間に遅れると1分ごとに得点が減っていく方式だったので、非常にやばい状態でした。

 

あと30分しかない笑

 

なんとか食べてダッシュで帰ります!!

 

レストランに車椅子で行くということは、好きなものを食べようと思っても、現状は場所が限られることがあるっていうのが今回わかりました。

 

AM15:00〜   なんとか遅刻せずに到着!さあ報告会!!

ギリギリ集合時間の2分前に到着できました。あぶねー!

 

 

ちょっとお菓子を買いに寄り道しましたが笑

 

ちょっと疲れている自分です。目が点・・・笑

 

みんなで疲れた後ではありましたが、最後の大仕事である、街歩きを通して気づいたことをまとめた発表資料を作成!もうヘトヘトでしたが、何とか作成終了!!意外に同じグループでも気づいている点が違っていたりして、他の人の感想も聞くと非常に面白かったです。

 

そして発表時間へ。

 

ここでは発表とプラスで一言ずつ皆が話すことになりました。

 

いろんな感想が聞けていく中で、これは忘れもしない非常に心に残った感想がありました。それは僕らのグループが諦めたレストランに入ることができた方の感想でした。

 

「すごい狭くて、人気がありひっきりなしに人が入るようなお店でした。私は車椅子ユーザーでそういうところってまず絶対入らないし、絶対入れないと思っているし。お店や他の人にもいい顔されないって思い込んでいましたので、そういうところにお昼に行くって今まで想像したことがなかった。

けれどお店の人がいいですよって言ってくれて、席をのけてくれて、入ることができました。結構衝撃的で入れないと思っていたことは、自分の心のバリアもそうだったんだなって。自分の思い込みも考え直す必要があるのかなって思わされたのが一番の驚きでした。」

 

この方の感想を聞いて、非常に僕は悔しく、また嬉しい気持ちになりました。

 

理学療法士の自分がなぜできなかったのか。

限界を勝手に自分で決めていた自分が非常に恥ずかしくなる気持ちでいっぱいでした。

しかし、反対にそこに気づかせていただいた他のグループの方々にとても感謝する気持ちも同時に溢れてきました。

 

理学療法士としての仕事ってこういうことを手伝える仕事なんじゃないか。

昔、理学療法士になりたいって思った原点ってこういう気持ちだったんじゃないかなって。

 

この方の言う通り、僕も心のバリアで挑戦する気持ちというのが薄くなってきている気がしてなりませんでした。

このイベントで非常に考えさせて頂けた、僕の中で大きな時間でした。

 

それぞれのグループの得点・賞状発表!!

さあ全ての項目が終了し、グループの点数が発表されます。

 

僕たちのグループは第2位でした!!1位のグループが圧倒的な点数を叩き出していたので、びっくりです。笑

 

上位グループには賞品が授与されるので、商品を受け取ることができました。

こういうのって本当に達成感あります。

 

何よりみんなで頑張った成果が出るっていうのは非常に嬉しい。

 

そして、これは僕の話ですが、いくつかの個人賞・特別賞がある中で、個人賞・特別賞共に頂いてしまいました!

 

 

非常に喜んでしまいまして、賞として吉藤オリィさんのサイン付き(と思いきやジョンソンさんがサインされていた笑

執筆本「孤独は消せる」を頂きました!!なんて嬉しいこと。。。

しっかりと読ませていただきます!!

 

 


(ジョンソンさんのサインでした笑 オリィさんにお会いしたらサイン頂けることを祈ってしっかり読みこみます!)

 

PM19:00〜 打ち上げだーーー!!!!  そして感じる自分の理学療法の意味

 

そしてイベントは終わりを告げ、その後には私は打ち上げにも参加してきました。

 

そこでは、他職種の方々ともお話ができ、航空会社や福祉車両の改良メーカー、介護タクシーでの介護者、また車椅子ユーザーで現在の電動車椅子の補助金制度を変えようと奮闘されている方や、

車椅子メーカーの方などと非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 

ここでみなさんと話して思ったのは”理学療法”だけでなんとなかしようと思わないことが大事なんじゃないかなって思いました。

 

それぞれの人々が専門性を持ち、それぞれの独自の視点を持ち合わせていました。しかし、現状はそれぞれの視点やユーザーにとって、実はサービスが繋がっていない状況であることがわかりました。

 

介助で飛行機に乗れて旅行に行けても、その先に行くには手段がなかったりする。

また理学療法士が身体機能を向上させることができても、そもそも環境が揃っていなくて外に出れない。

 

などなど一つのサービスだけでは限界があるなって思いました。

 

本来であればそうではなくて、それぞれのサービスが広がりそして他のサービスと繋がっていく。

 

旅行に行きたいと考えて、理学療法士だけでなんとかするのではなく、介護タクシーの方や車椅子整備、また旅行先での移動手段などなどそれぞれのサービスが得意するものを、つなげていきユーザーが使いやすい、そして画期的に”普通”に色々なところに行けるような状態を作ることが大切なのではないかと思います。

 

その一部の手段として”理学療法”を提供できるのが自分の役目なんじゃないかって。非常に考えさせてもらえる幸せな時間でした。

 

またWheeLog!の代表である織田さんともお話をさせて頂きました。

 

織田さん自身車椅子ユーザーにも関わらず本当にたくさんの活動や、場所に出向かれており、すごく素敵なお方でした。

 

織田さんがおっしゃられていたのは「本当は障害者と健常者などを分けるのではなく、同じ立場でありたい」。

 

ただ車椅子を使っているか使っていないかの違いなんですよね。それで何もかも分けられるっておかしい話かもしれません。

 

本当に今まで気づかなかった点に気づくことができました。

 

まとめ:自分なりの意見

理学療法士として今回のイベントに参加できたことは、そもそもの自分の原点に気づけたこと、理学療法とは何かを非常に考えるきっかけとなりました。

 

またWheelog!アプリでたくさんの車椅子ユーザー、そして他の外出がしづらい方への希望となるものと確信しました。

 

このアプリをぜひ広めていき、心のバリアを解き放てる世の中になっていけたらなと思います。

 

 

 

 

「wheeLog!」については以下の動画を見てみてください!

ホームページ: https://www.wheelog.com/hp/
アプリインストール
「wheeLog!」主催のイベントなども定期的に行なっているそうなので、ぜひ探してみてください!
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理学療法士が【車椅子】で池袋の街を歩いてみた|WheeLogを使ってみて
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