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腰痛と体幹筋量の関連が世界で初めて明らかに|大阪大

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大阪市立大学大学院医学研究科の堀 悠介大学院生、星野 雅俊講師、中村 博亮教授らの研究グループは、大規模なデータを用いて世界で初めて体幹筋量の臨床的意義を明らかにし、体幹筋量が腰痛に関連することを示しました。

▶︎ 体幹筋量と腰痛が関連することを世界で初めて明らかに 国際腰椎学会(ISSLS)の優秀論文賞を受賞

 

 当研究グループでは千葉大学、北里大学と共同で大規模な多施設研究を計画し、各施設の脊椎外来通院患者2,551例のデータを横断的に調査。このうち、体内に金属を有する者、30歳未満の者を除いた1,738例(平均年齢70.2 ± 11.0歳、男性781例、女性957例)を対象とし、体幹筋量とODI(患者立脚型の腰痛疾患に対する疾患特異的評価法)、 腰痛VAS、 SVA(第7頚椎から引いた垂線と仙骨後上縁との距離)、EQ5Dとの関連について多重非線形回帰分析を用いて評価しました。


 解析の結果、体幹筋量は腰痛による生活障害度(ODI)と有意な関連を示し、体幹筋量が減少するにつれODIが悪化することが分かった。同様に体幹筋量が少ないほど、腰痛(VAS)、脊柱後弯(SVA)、健康関連QOL(EQ5D)も悪化していた。

 

本研究成果は、国際腰椎学会「The International Society for the Study of the Lumbar Spine(ISSLS)」の優秀論文賞(ISSLS PRIZE IN CLINICAL SCIENCE 2019)を受賞し、2019年2月6日に国際学術誌『European Spine Journal』のオンライン版に掲載されている。

腰痛と体幹筋量の関連が世界で初めて明らかに|大阪大

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