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介護度や認知症の度合いによって被虐待高齢者に違い |厚労省

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今月26日、厚生労働省は平成29年度の高齢者虐待に関するデータを公開。過去最多の1万7588件にのぼったことを公表した。

▶ 「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果

 

全国の都道府県および1741市町村にある養介護事業の業務に従事する者(以下、介護従事者)と、家族や同居人など(以下、養護者)に対して調査。高齢者虐待と認められた件数は、従事者は510件で、前年度より58件増加、養護者は17,078件と前年度より689件増加していたことが明らかになった。

 

介護従事者による高齢者虐待で一番多かった要因は 「教育・知識・介護技術等に関する問題」が60.1%と最も多く、次いで「職員のストレスや感情コントロールの問題」「倫理観や理念の欠如」であった。また、虐待された高齢者のうち、7割が女性で、要介護度 3 以上の者が77%、認知症日常生活自立度Ⅱ以上の者が75.8%と介護度によって、重度の介護が必要な高齢者に多いということが分かった。

 

また、養護者による高齢者高齢者虐待で一番多かった要因は、 「虐待者の介護疲れ・介護ストレス」が24.2%と最も多く、次いで「虐待者 の障害・疾病」であった。また、「身体的虐待」と「心 理的虐待」では要介護度が重い方の割合が低く、「介護等放棄」では逆に要介護度が重い方の割合が高かった。

 

介護度や認知症の度合いによって被虐待高齢者に違い |厚労省

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